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【文字起こし全文】山本太郎(れいわ新選組公認) 東京都知事候補 街頭演説 2020年6月28日 池袋駅西口

大きな音を立てて申し訳ございません。池袋駅西口付近をご通行中の皆さん、マイクを握っております私はれいわ新選組。変わった名前でごめんなさい。国政政党でございます。れいわ新選組代表の山本太郎と申します。山本太郎は、昨年の夏、れいわ新選組。これで参議院選挙に挑み、2議席を獲得。1人はALS難病患者の舩後(靖彦)さん、そしてもう1人は重度障がい者の木村英子さん。2人が国会に行き、そして数十年かかって議論はされたけど、前に進まなかった障がい者施策を、一気に変えていくということをやってくださいました。今も一生懸命仕事をしてくださってます。

一方で今、マイクを握っている山本太郎は、国会議員ではなくなりました。バッジを失いました。それからは、次の衆議院選挙、今年の秋? もしくは冬? 来年? いつあるかわからないこの衆議院選挙の準備を進めておりました。その衆議院選挙の準備を進めていた山本が、なぜ今ここで東京都知事選挙に立候補するのか? 少し矛盾にも思えるかもしれませんけれども、私の中には矛盾はありません。どういうことなのかを少し説明させていただきたいと思います。

このコロナウイルス、コロナウイルスの感染拡大の中、多くの人たちが収入を減らしたりとかし、仕事を失ったりしました。あなたの周りにもそんな困った人たちいませんでしたか? 私、この3月の終わりから6月までの間、街の中、マスクをしたりとか防備をしてターミナル駅、大きいところを歩いたりとかしてました。やはり目につくのは何かというと、真新しい、ホームレスになりたて、そういう方々が、20才台をはじめ、30代、40代、50代、80代まで、本当に幅広く、大きな荷物、全財産を持って街の中で行き場を失っている。そういう状況を目にしました。当然、声を掛けます。そういうことをやってきました。

でも、それで繋がれる人、一体何人ですか? 支援団体に繋げて、まずはビジネスホテル。その後アパートに繋がってもらう。でもそれで手を差し伸べられるのは、一体何人ですか? おそらく私の目の見える範囲以外のところにも大勢いらっしゃって、路上にはまだ出てないけれども、もう家を追い出されそうになってる人たち大勢いらっしゃいますよね。おそらく1カ月、いや1週間ですね。1週間仕事が途絶えただけでも、路上に出なきゃいけない危険性がある人たちいますよ。家賃の滞納で。1週間分の収入が入らないだけで家を出て行かなきゃいけない人。非正規労働者。いつクビになるかわかんない、給料も多くない、やっと今月乗りきったっていう生活をこれまでもずっと続けてきた人たち。このコロナによって、全く自分に非がないけれども、収入が途絶え、そして滞納し、家賃を滞納し、家を出ざるを得なかった。警備会社に勤めてた。でもクビになった。仕事を失うと同時に住まいも失う。女性、ペットと2人、ずっと暮らしてきた。もう50代。でも家賃滞納してって出て行かされた。もう年老いた犬と一緒に街の中、どこ行っていいかわかんない。女性というだけでもリスクがある。夜になったらコインランドリーで、そこを家としてずっと居た。でも深く眠れませんよ。1カ月くらいそんな暮らししてて、不安で不安でしょうがない。2人は一緒に支え合ってたんですよね、犬と一緒に。「昨日から、いや、この2日間、私も犬も何も食べてません」そういうメールがSOSメールとして民間の団体に届けられて、その人は救われた。

そんな状況、この3月から6月までの間にたくさん見てきた、聞いてきた。直接支援に繋げてきた。でもそれじゃもう間に合わないんですよ。この2月から6月までの経済的な影響で、なんとかここは持ちそうだ。そういう方もいらっしゃいますよね。でもそれが第2波というものが来たときに次は超えられますか? その壁。このままじゃ多くの人たちが、「補償なき自粛」。家に居ろと言われても、そこに補償がないんですから。しかも仕事をしようとしても仕事を得られず、収入が減るばかり。仕事にも繋がらないっていう状況のまま第2波迎えたら、これ多くの人たちがもう人生詰みですよ。ゲームオーバー。どうしてこんなことになんの? 国、何してんの? 東京都は?

あまりにもおかしい状況の中で、私、山本太郎。次の秋? 次の冬? 来年? 衆議院選挙のこと考えてたけど、そんなことやってる場合違うわと思ったんですよ。今、目の前のこのチャンス掴んで、東京都知事の権力もらって、大々的に底上げできるっていうことに力使ったほうがいいやと思ったんですね。よく言われます。「国会議員になるっつったから、応援してたのに残念です」みたいな。いやいや、こちらもご理解いただけなくて残念ですよ。今この状況を「ごめんね、皆んな苦しんでるのわかってっけど、次の選挙では応援よろしく。私が権力持ったときには底上げ致しますので」みたいな話なんて通用しませんよ。一刻も早く手を差し伸べなきゃ、下手したら餓死する人もいますよ。いくら今、社会が戻ったように見えたとしても、これね、飲食店とかでも6割7割しかまだ戻ってない。要は、体力回復してない段階で、また第2波みたいな話になったらシャレになりません。国がやらないんだったら東京都として、ここ、底上げしていこうじゃないか。目の前の1400万人の都民を底上げしながら、で、最終的には国を揺らしていって、国のやり方さえも変えていけるようなことを今だったらできるじゃないか、チャンスがあるじゃない。選挙が目の前にあんだから、そういう思いで立候補しました。

れいわ新選組公認で、東京都知事として名乗りを上げました。山本太郎です。知事にして欲しい。本当にして欲しい。知事にしてください。「いやいや、私、埼玉県民だから関係ないよ」って方、「千葉県民です」って方、全然、問題ないです。東京都に1人くらいお友達いないですか? 横に拡げていくしかないんですよ。横に拡げていくしか。あと1週間ある。もう横綱相撲、表にも出てこない。テレビ討論も開かれない。そんな中で、「小池さん圧勝か」みたいな雰囲気でしょ。でもこの1週間、本当にお一人お一人、横に拡げていくことをやっていただいたら、ひっくり返せるんですよ。どうしてか? 向こうは組織票なんです。向こうは組織票。伸びしろ無しなんです。こっちはどうかっつったら、伸びしろしかないんですよ。力貸して欲しいんです。50%以上の人票捨てんでしょ。じゃあ捨ててる50%力貸してよ。底上げするから。揺らしてくから、力貸してほしいんです。

じゃ、山本太郎が都知事になったら一体何をするのか?ってことについて、後ほどお話を致します。まずここで、本日、この池袋西口には、ゲストスピーカーとしてお二人来ていただいております。まず最初にご紹介するのがロストジェネレーション。私もロスジェネです。年代的には。35歳から45歳まで社会に出たのがもう97年以降。つまりは消費税5%とともに日本の経済は悪くなっていった。それと同時にアジアの通貨危機も起こり、どんだけ勉強して、良い大学入って、そして良い会社に入ったら安泰だから頑張りなさいってお尻叩かれてきた世代ですよ。でも現実はそうじゃなかった。就職口見つからない。せっかくの新卒なのにアルバイト。初めて就いた仕事、初めて就いた仕事、非正規。そこから今に至るまで、その働き方変わってない方々いらっしゃいます。女性に多い。このロストジェネレーションの方にまずはご発言をいただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。

ゲストスピーカー:
私は今、44歳男です。ロストジェネレーション世代です。私が20代後半から30代、契約社員という形でNTTのBフレッツ、ネット回線ですね。これ売り出す仕事の第1期生で仕事をしていました。朝5時半に起きて、地元が世田谷のほうなんですけど、経堂から平塚の職場まで約2時間半。帰りは上司の飲み会のセッティングが毎日あり、終電ギリギリで帰り、寝過ごすと訳のわからない駅から毎回タクシーで帰る羽目になってました。なので、給料25万円もらってもタクシー代で使い込んで、結局、20万円も手取りがない状態でした。僕はどちらかというと物を頼みやすい性格で、頑張り屋さんだったところもあるんで、成績はトップでした。

僕の上に就いた直属の上司は前年比よりプラス300%の成果を残し、役職も昇格してボーナスもアップしたそうです。ま、おそらくこれは僕の手柄だと思ってます、僕は。そんな成果とは裏腹に上司からは毎日罵倒され、飲み会のセッティング。これ一番ひどかったですね。一番ひどかったのは酔っ払った上司に飲み会の席で皆んなの前で、理由なき土下座をさせられました。

そんなこんなでですね、私はまずパニック障害になりました。朝の通勤途中の相模大野駅で、必ずとあるとこ(ろ)で発作が起き、電車を降りてしまいました。そしてしばらくして、さらにうつ病を発症しました。それでも上司の横暴は止まらず、飲み会で遅くなった次の日、初めて寝坊したんですね、僕は。昼頃連絡してしまい、欠勤したんです。その1回の欠勤しましたら、契約先からクビを宣告されました。その後1人で、1人でも入れる労働組合に相談して仕事は辞めました。

その後ですね、私は佐川急便に勤めました。前職NTTより体を動かす仕事なので、汗をかいて、余計なことを考える暇がないくらいハードなので、仕事なの、そういう仕事なのでね、そういう意味では嫌ではなかったんです、僕は。朝の8時に出勤して、終わるのはだいたいそうですね、23時から25時。夜中の1時2時ですね、遅いと夜中の3時から朝の5時とか。朝の8時から出勤して次の朝の5時って感じですよね。とかで、同僚も家帰るとすぐ出勤になっちゃうんで、結局、また5時に終わっても8時に出勤なんで、帰るのもう面倒くさいんで、トラックで寝てる奴とかもいました。

ちなみに皆んなが皆んな、タイムカードは夕方の18時、夕方の6時ですね、に切ってんですよね。いわゆるサービス残業です。残業すると安全推進課という部署にきつく言われるんですよ。「なんで残業してんだ」と。そのために皆んな夜、夕方の6時にはタイムカード切ってます。要は18時からはサービス残業。タダ働きですね、いわゆる。私はね、このとき思いました。18時から3時計算したんですよ。サービス残業10時間って、日給じゃねえかよって。これは労働力泥棒です。ありがとう。

(拍手)

なんでこうなるのか、当時、終わらないね、配達量を、人員もね、適切な人員も導入せず、佐川急便はやって、それで残業するな、と。ふざけた話ですよ、ハッキリ言って。私は過去に、その日に必ず配達しなければならない、スーパーオオゼキだったかな、スーパーのビール即配便を、子どもも寝ている家庭に夜の11時ですね、夜の23時に配達して、「佐川さん、それはないよ」って言われました。怒られました。ま、当然ですよ。こういったサンドイッチの状況は多々ありました。

こういう過酷な労働下で、良くなりかけたうつ病はまた悪化致しました。私、人生を思い返しましたが、こんなブラックなのばっかです。全部です。他にもいろいろあり過ぎて書き切れないんですがね。ま、ここら辺に止めておくんですが。真面目な奴は、馬鹿を見る。これは本当です。こんなので人生の未来に何を求めればいいのかわからないし、ハッキリ言って俺は怒りでしかない。それをね、すべて、すべて割としっかりと細部まで目で見て、物を言ってる代弁者、山本太郎の動画に僕は部屋で何回か涙しました。こいつは友達だ、わかる、自分の声のトーンと言葉でしゃべってる。僕はたとえ山本太郎がね、ちょっと縁起悪いのかもしれない、落ちようが当選しようが友達だと思ってる。それはもう絶対変わらないと思う。この人がどんな変なことにならない限り。私は今日、労働組合以外で20年以上誰にも話していない話、ロスジェネのこの話ですね、実話を初めて話します。これ。これがロスジェネの現実です。

山本太郎が困ってるなら助けたい。どうせこの先は自分も貧乏です。左も右も上も下も腐ってる。でもこんな奴が、腐りきった世の中の今、いるなんて、とても素敵じゃないって、俺はそう思うんですよ。(拍手)私は、理にかなった政策と行動力のある山本太郎を都政に送り込んで、サッサと世の中を変えたい。山本太郎を都知事にしましょう。

山本太郎:
ありがとうございます。ロスジェネの当事者の方のご発言っていうことだったんですけど、最後は応援演説になってしまったってこと、ありがとうございます、本当に。

れいわ新選組公認で東京都知事に立候補、山本太郎と申します。コロナが来る前からひどい状況やったんや。ずっとですよ。人間を人間とも思わず、使い潰す。当たり前。だって替えの部品はいくらでもあるからね。そういうような働き方にしたの誰? 政治ですよ。どうしてそういうような政治を行っていくかって。 皆んなが政治に興味持たない。いくら市民の皆さんに訴えかけても、その後、本当に選挙に行ってくれるかどうかわからない。だから政治家の多くが考えるのは、だったら企業などの組織票、約束されたところにちゃんと守られているほうがいいやってことになるんですね。で、その票をもらう、組織票を固めていくことによって、これ、投票率が下がれば下がるほど自分たちの勝ち目が上がっていくんですよ。勝てる確率上がっていく。雨が降っても槍が降っても、絶対、その票はほとんど減らない。企業側が自分たちの利益、これをより大きくしていくために自分たちには大減税。一方でその穴埋めをさせるために皆さんには消費税上げたりとか。で、企業にとってのコスト、労働力。ね、労働者。ここをより安く使えるような非正規労働であったりとか、どんどん流動化させて、おまけに海外からより安い労働力を大量に呼び込むようなことも決めてしまっている。

このままじゃ本当に政治に殺されますよ。その状況の中で自分に何ができるかってことを6年やってた。でも700分の1の存在、国会議員。意味がないとは言いません。非常に意味はある。けれども、今、世の中が壊れていっているスピード、これを果たして止められるだろうか。そう思った。だからグループを作らなきゃなんない。国会で一番嫌がられるグループを作ってやろう。そう思って、れいわ新選組を旗揚げして2議席を得たけれども、私が落選してしまった。こういう状況だったんです。次の選挙で必ずと思ってましたけど、目の前のコロナで、これまで苦しんでいた経済的、危機的状況に置かれた人たちは、こっからさらに加速する、加速する。首が締まっていく状態になっている。だとするならば次の選挙、衆議院がどうしたとかって話じゃなくて、目の前のこのチャンス掴みにいかなくてどうすんだよって話なんですよ。掴ましてください。掴ましていただきたい、このチャンス。やらせてください。空気読みませんよ、国がガタガタ言おうが関係ない。都民を守るのが仕事なんでしょ? やらせていただきたい。

まず、このコロナ禍において何が必要だったか、そのことをお話させてください。私がこの3月から6月までの間、この街の中で、ターミナル駅で、地下街で、そして商店街で、いろんな話を聞き、そしていろんな方々と繋がっていった。そういうお話を先ほどしました。多くの方々が非正規労働者。自分の収入が少しでも減れば、路上に出なければならないというリスクを負っている。それが例えばシェアハウス、シェアルームみたいな形で住んでるところであるならば、これ、出されるタイミングはもっと早い。滞納1カ月以上待ってくれない。鍵変えられる、そんな世界ですよ。なんとか今、ギリギリ粘ってる、でももう時間の問題だっていう人たちからもSOSくる。食料ないかとか。「そんな人いるんですか?」思われる方、いらっしゃるかもしんない。だって世の中は前みたいに戻ってきたよね? とんでもない。この6月の今時期になっても、「大至急助けてくれ」「もう所持金が数百円だ」「ゼロだ」って言う人たちからのSOSメールが、そういった民間の心ある人たち支援団体のところに毎日のように届いてるんですよ。もうその人たち、あまりにも人数多過ぎで疲弊しちゃってます、現場は。

本来なら国がやるべきでしょ? だってこれって災害ですよ、はっきり言って。誰が悪いわけでもない。ならば国が不況のとき、自然災害のとき、感染症の拡大でいろんな理由により経済が落ち込む。経済が落ち込めば当然、自殺者も出る。仕事を失う。いろんな状況を止めるためにもこれ、大胆に国が金出さなきゃダメなんですよ。通貨発行権、金作れるんだから。でも国がそれやらない。やらないんだったら東京都でやるしかないじゃないですか。やれるんだから。この日本のGDPの2割ですよ、東京は。どれくらいの経済規模? 名目で107兆円。やれますよ、だったら。自分たちで資金調達してでも、というよりも、どんな手使ってでも東京都民を守るっていう気概がある人にトップになってもらいたい、そう思うんですよ。皆さんいかがですか? 

本来だったら国が何をやるべきだったかお話します。あなた、仕事失わなくて済みますよ、どんなことがあっても。あなた、住まいを失わなくて済みますよ、どんなことがあっても。国はこれをできたんです。どういうことか? このコロナウイルスを災害、自然災害と同じように災害に指定していれば、住まい失わなくて済む、仕事を失わなくて済む、そういう話なんです。どういうことか? 国がコロナウイルスを災害として指定していればこれ、例えば収入が途絶えた、収入が減った、家賃滞納しそうだ、家賃が詰まってしまう、こういう方に対しては、みなし仮設住宅という形をとれる。災害救助法四条の転用で。みなし仮設住宅ということになれば、たとえ家を失っていたとしても家を提供できるし、家賃が詰まりそうだって方には家賃を提供できる。国の責任で。

他にも、あなたが仕事を失わないで済む。しかも収入を、収入が途絶えることはない。何か? これを激甚災害と捉えるならば、雇用保険法の特例によって、会社と雇用契約を結んだまま、失業したとみなして給付が受けられるっていうシステム。どうしてそれやらないの? やりたくない、金がかかるから嫌だって。でもそれ、政治の役目でしょ? 100年に一度の危機的状況、安倍総理はそう言ってた。雇用は守り抜く、安倍総理はそう言ってた。でも実際は届いたのはマスク2枚と10万円、未だ届かず。これじゃ生き抜けるわけないですよね。生き延びれないですよ。体力回復する前に2波来ちゃいますよって話ですね。

これに対して小池さん、ちゃんとやってくれたかな? 小池さん、ちゃんと国に「これは災害指定しないとダメですよ、都民の命守れませんから。住まいを失わさない、仕事を失わさない、収入途絶えさせないことちゃんとやってください」国に強烈に突き上げてくれたかどうか? これ、国会図書館で調べてもらった、国会図書館に。そういうことがあったか? 国会図書館から回答が来た。「ございませんでした」つまりは小池さんは、この災害指定をするべきだということに対して国に求めてなかったってことですよ。おかしくないですか? こんなの。ひどくないですか? たとえどんな状況になったとしても人々が仕事を失わず、そして住まいを失わないという、国からの最低限のセーフティネットさえも、これ担保しようとしなかった。都民の未来はあまり興味がない。どちらかというと自分の未来に興味があるんです。そういう人は辞めていただきたい。代わっていただきたい。そう思ってるんです。

山本太郎と申します。都知事選挙に出ております。お力を貸していただきたい。じゃあ山本太郎が都知事になったら何をするのか? そのことについて後ほどお話したいと思います。ここでもう1人、ゲストスピーカーをお呼び致したいと思います。須藤元気さんです。

須藤元気:
元気ですか? 元気があれば何でもできる。私、須藤元気、山本太郎さんの応援に池袋やって参りました。ありがとうございます。ラストサンデー。皆さん、山本太郎さんを都知事にする準備できてますか? 気合い入ってますか? ありがとうございます。私、近くにある拓殖大学出身でして、学生時代からここ池袋よく来ておりました。今は国会議員をやっているんですが、それと同時に母校である拓殖大学のレスリング部の監督をやっております。ちょっと自慢になってしまうんですが、11回、最優秀監督賞をいただいております。ありがとうございます。

そんな監督として、戦いにおける一番大切なこと、選手たちに伝えていることがあります。それは、状況が問題ではなく、在り方が問題だということです。これは何かといいますと、戦いにおいていろんな状況があります。しかし自分がどうあるかによって、その状況や結果っていうものを変えることができるんです。正直、今の戦い、小池さん強い状況かもしれません。しかしそれは問題じゃないんです。どうあるかが問題なんです。ああ厳しいな、ってあるのか、それとも面白いじゃないか、ひっくり返してやろうっていう在り方でいるか。これで変わっていくんです。

一人一人、「そうだ、ひっくり返そう」「山本太郎さん、勝たせよう」って在り方でいてください。そうすれば必ず結果がついてきます。そんな私、須藤元気、山本太郎さんを応援する理由として、先ほどもお話されてましたが、ロストジェネレーションというキーワードで繋がっております。ロストジェネレーションとはバブル崩壊後、青春時代を過ごし大人になった世代です。僕とか山本太郎さんのように40代で、働き盛りの世代。1990年頃から30年、失われた30年という時代を生きてきたんです。何もかもがうまくいっていた日本経済もあっという間に没落してしまったんです。どうしてこんなに日本の経済が衰退してしまったんでしょうか? それは失敗した経済政策の結果です。人件費を削減して、国際競争力をアップとかなんとか言って、給料の安い非正規雇用ばかり増やし、今や非正規雇用4割という異常事態です。何千億も使って、金融機関や大企業を救うけれども、生活に困った庶民には自己責任という新自由主義と、緊縮財政主義という誤った政策のおかげで、たった30年で日本がこんなにも貧しくなってしまったんです。その上、消費増税で新型コロナです。

どうしようもない状況の中で立ち上がってくれたのが山本太郎さんなんです。山本太郎さんは、国がやらないから東京都でやろうと立ち上がってくれたんです。山本太郎さんがやろうとしている都の積極財政、これをやれば国も霞ヶ関も後に続かざるを得ないんです。ですから、東京都が変われば国が変わるんです。ですから、今、とっても大事な戦いなんです。この都知事選。山本太郎さんのように反緊縮という、今、取るべき経済政策に通じた人間が東京都知事になるべきなんです。皆さん、東京都、変えましょうよ。変えれますよ。在り方変えていきましょう。そうすれば国も変わっていくんです。東京都が変われば国が変わります。そして僕らロストジェネレーションにそろそろ政治任せてもらえませんか? 世代交代させてくれませんか? 僕ら、やはり厳しい時代を生きてきました。正直、元気があまりありません。正直、政治に諦めかけているところもあります。しかし今、社会の中核であるこのロスジェネ、僕らが夢や希望を持って立ち上がれば、すべての世代の問題を解決することができるんです。そして、ロスジェネの皆んなも立ち上がりましょう。声を上げていきましょう。在り方を変えていきましょう。選挙に行きましょう。僕らが立ち上がれば、必ず明るい未来作れます。そして世代を超えて、ぜひ皆さん、一緒に明るい東京、そして明るい国作り、そして明るい未来を作っていきましょう。私、須藤元気、山本太郎さんを応援してます。一緒に頑張っていきましょう。ありがとうございます。

山本太郎:
ありがとうございました。須藤元気さんからの応援演説をいただきました。本当にありがとうございます。れいわ新選組公認で東京都知事に立候補。山本太郎と申します。

このコロナ、2月から6月までの間、多くの方々が、おそらく収入を減らし、人によっては仕事を失い、住まいを失う、そういうような状況もあったかもしれません。それだけじゃなく店をたたまなきゃいけなかった、倒産をすることになった。いろんな方々いらっしゃると思います。今もなんとか、傾いているけれども維持できているよ。でも、従業員の首切ったんだ。そういう方もいらっしゃるでしょう。国がちゃんとコロナを自然災害と認定、指定していれば、このような悲劇は防げた。先ほどお伝えした通りです。みなし仮設住宅として家を担保できる。そして、雇用保険法の特例で仕事を守れる。給付を受けられる、手当を受けられる。国はそれをやろうとしない。だったら東京都として最大限それを求めるべきですよね。

毎日テレビに出ておりました、百合子さん。朝から晩まで「密です」「ソーシャルディスタンス」言い続けてた。もちろんそれも重要。でも、もっと重要なことありましたよ。東京都民が家を失わない、そして仕事を失わず収入が途絶えない。東京都民のみならず全国すべてに必要だったことを力いっぱい求めたか? 国会図書館調べ。求めませんでした。これはさすがに勘弁していただきたい。またこんな冷たい東京バージョン2、見たいですか?ってことなんですよ。東京大改革と言いながら、あなたに対して何かしらの改革は届いたか? 従来通りの冷たい東京がさらにバージョンアップするだけの話になっていませんか?っていうことなんです。だから、やらせていただきたい、山本太郎に。

じゃあ山本太郎がこれ、都知事になったら一体何をやってくれるんですか? そういう話に参りたいと思います。山本太郎、都知事になったらまずやること。当然、今までお話した通り、国に対して大胆な財政出動、金を出せということを全国と連帯しながら求めていくのはもちろん、そして先ほど申した通り、コロナを災害指定するように強く激しく求めていくことはお約束します。ただ、これ、求めるだけじゃ実際にそうならない限りは皆さんにとっては絵に描いた餅です。今、私がやりたいことは何か? 2月から6月までの皆さんの損害、これを回復していただく。そして体力を回復していただいて、一緒に第2波に備えたい。そしてそれを皆んなで乗り越えたい。そういうことなんです。

じゃあ、この1400万都民の2月〜6月の損害を補填しようと思ったらどれくらいの金額、必要ですかね? そして、東京都にはそれに充てられるお金、今、どれくらいありますかね? 東京都の1年間の予算、これ7兆円超えます。でもだいたいはもう行き先決まっちゃってる。右にある予算を左に付け替えて、で、ここを無駄を省いて、そういうことをやったとしても出せるお金、知れてますよ。東京都にはこの予算以外に積み立てているお金、いわゆる基金ってやつがある。全部の基金を崩せたとしたら、3兆円くらいのお金になるんじゃないかな。でもこの基金は崩せるもの、崩せないものがあるんだよという話なんです。じゃあ、崩せるものだけ崩したらいくらになるかっつったら、おそらく数千億円程度。それでカバーできますか? 無理ですよ。そう考えるならば、国もドケチ、金出さない。東京都の基金も、これ、崩しても限界がある。そういう状態なんだったら、新たに東京都として資金調達する以外ないんですよ。

なぜここまでやらなきゃいけないのか? だって2月〜6月の体力を回復してもらわないことには、次、この前と同じような補償がないままの自粛が繰り返されたら皆んな倒れますよ。だから、まず一番重要なのが底上げをしていかなきゃなんないってことなんですね。で、山本太郎、何をするか? 総額、総額で15兆円。総額15兆円の資金の調達を東京都として行い、総額ということは、一度に全部ということではないです。必要な額、必要なときに、その事前に調達していく。何度にも分けてってことですね。そういう形で調達をしていって、皆さんの底上げを順番にしていきますってことをこれからお話したいと思います。

でも大丈夫なの? 東京都。15兆円、 これ、調達できるんですか? そう思われる方いらっしゃるかもしれない。方法は? 方法は国でいう国債。東京でいう地方債、都債ってやつですね。15兆もそれ調達できるの? できるんです。これ、総務省とずっと確認をして参りました。1カ月以上かけて。総務省から返ってきた答え、何だったか? 東京都どれくらいいけますか?っていうことを聞いたら、20兆円以上問題がない。しかも20兆円以上を調達したとしても、東京都の財政の健全性を損なわずにこれができる。国からの介入も日銀の手助けも要らないまま、これでやっていけますという答えをもらってるんですね。さすがに20兆円以上いけるからっつって、じゃあ20兆円でいきますって話にはならない。やっぱりそこを安全運転でいきたい。20兆円以上ではなくて15兆円。ええ、それで本当に大丈夫なの? 思われた方がいらっしゃるかもしんない。冷静に東京都ってどういうところかを考えていただきたいんです。資産だけで、34兆円超えてるんですよ。それくらいの大きな街なんです。

資産規模34兆円を超えるというところが、15兆円の資金を調達できないはずないんですね。私はこれをやって、100年に一度と安倍総理も今の状況を表してる。100年に一度の危機、ここを底上げして次に備えなきゃ多くの人たち倒れる。その先に待ってんのは何かっつったら、地獄みたいな世の中じゃないですか。多くの企業が潰れ、失業者が溢れ、そんな状況になっちゃったらもう無茶苦茶ですよ。逆にそうなった後にもう一度社会を立て直す、これには時間がとんでもなく掛かりますよね。そして社会的コスト、いろいろ背負いますよ。それを考えたら、今、やるべきは何か? 大胆にお金を調達し、皆さんに行き渡るようにしていくってこと。じゃあ山本太郎が総額15兆円で何をやるかについてお話していきます。

まず最初、10万円。10万円を皆さんに受け取っていただきたい。なんやこいつ、金で釣るんか? そう思われた方いらっしゃるかもしれない。違います。この10万円、意味があります。この10万円を皆さんに配ることによって、あなた自身があなたの地元、お住まいになっている地域を底上げする主体、経済的主体になっていただきたいということです。

一方変わって、国からの10万円、皆さん届きましたか? 届いた人も届いてない人も、何に使われます? それ。多く聞くのが右から入ってきた10万円は税金の支払いなど、数々のものによって左に流れていく。行政から10万円もらっても行政にこれ吸収されんだって話が多いんですね。これじゃ意味がない、何の効果も持たない。そういう話なんです。私がやりたいことは何か? 1400万人、そこに対して10万円ずつ持っていただいて、そして徹底的にそれを使っていただく。

約束していただきたいんです。この東京都、山本太郎が都知事になった時には、皆さんに10万円ずつ配りますので、この10万円は全部使い切っていただきたいんです。使い切るだけ。1円も残さないでください。貯金なんてやめてください。本当だったらこれデジタル通貨でやりたいんですよ。デジタル通貨だったら、これ賞味期限みたいなものをつけてね。1カ月経ったら7割になりますとか、2カ月経ったらもう半分以下になりますみたいな。じゃあ皆んな急ぎ使うじゃないですか。貯金もしとけない、最終的にはゼロになる、だったらサッサと使っちまおうぜってことにしたかったんですけど、そのインフラの整備、間に合うかどうかわかりません。なので一番簡単な現金で給付する。

約束は2つ。10万円もらったら全部使い切ること。そしてもうひとつ、そのお金はあなたの地元で使い切ってください。それをすることによって何が生まれるか? あなたが何かしらお買い物をしていただけば、そのお金は誰かの所得、収入に変わります。あなたの消費が誰かの所得に。この循環を東京都の中で10万円、1人10万円使いながら1400万人でこの東京を底上げしていくってことです。あなたの住んでる周辺に、お気に入りのお店、でももう潰れそう、そんなとこないですか? 行ってみたかった店、なんかもう開いたり閉じたりとかしてて、なんか不安定だなっていうとこないですか? あなたが食べたかったもの、欲しかったもの、生活に必要なもの、あなたの周辺のお店で10万円を使い切っていただきたい。あなたの地元をあなたが守るっていう話なんです。この消費という行動を使って、あなたが東京を救うことになるってことなんですね。この10万円、その給付を私はやらせていただきたい。1.4兆円でできます。15兆円のプランだったらできますよね? やっていいですか? いかがでしょうか。10万円もらったってしょうがないよって人もいます。別に痛くも痒くもないけど、まあ貯金でもしておくか、それだけはやめてください、お金持ちの方。できればその10万円で周りにいい格好してほしいんですよ。ね、奢ったりとか、何かプレゼントしたりとか、そういうことに使っていただきたい。そう思います。

他にもやらなきゃいけないことがある。何か? 授業料を無料にしなきゃいけない、1年間ですけど。やらせていただきたい。やらせてください、これは。費用いくらくらいかかんのやろうかって話なんですけれども、1年で7400億円くらい。小学校、中学校、高校、大学、大学院。で、専門学校。1年間授業料無料。だって学びたいけど、学びを諦めなきゃいけないっていう若者、出てきてんですよね? 親が払ってくれてたけど家がヤバい。だからもう学校諦めるしかない。他にも、自分でバイトしながらやってたけど、奨学金もあって、バイトのシフトが不安定になって生活していけない。そんなことで諦めてしまうような状況を作ってしまっているのがこのコロナ騒ぎですね。ここに対して本来は国が金出すべきなんです。ほんとは。サッサと。学ぶ権利を何としてでも担保するぞというのが、真っ当な政治でしょ。でもそれさえもしないってことなんです。国がやらないんだったら東京都でやらしていただきたい。若い人たちの学びをしっかりと担保するということをやらせてください。お願いします。

(拍手)

他にもやらなきゃいけないことがたくさんある。病院、守んなきゃなんない。小池さん、とんでもないことをやろうとしてるんですよ。何か? 病院の独法化。都立病院、14あります。都立病院。8つの都立病院、6つの公社病院。これを超採算取れるようにやっていきます。株式会社化的な動き、独法化。これスリム化しないとダメなんですね、そうなると。それによってどうなりますか?ってことだけど、2つしわ寄せが行きます。

ひとつ、医療従事者にこのコロナ禍で、医療従事者に、より負荷をかけるかって話なんですけど。そりゃそうです。スリム化するんだったら、ここ人件費削減になっていきますよ。そんなことやるってまともじゃないですよ、はっきり言って。だって第2波来るかもしれんつってるときに、ただでさえ疲弊したところにさらに鞭打つって、なかなかの人ですね。本当に。やめていただきたい。そしてもうひとつ。これは利用する人たちにも、これはしんどい思いになる可能性が高い。入院しました。ベッド代必要です。でも値段が高くなっていきます。これ、東京以外の場所で、もうすでに独法化されている病院ありますよね。そういったところで出てくる弊害(へいがい)、この2つ。主にこういう感じなんですね。これは絶対に止めなきゃいけない。

なんでそんなことするのかっつったら、東京都の予算、1年間の予算のうちにこういった病院に対して400億くらい出してると。これをどんどん減らしたいんだろう。そういう話ですよね。でも、これ1年間の東京都の予算で考えると0.5%くらいの話なんですよ。0.5%で東京都として皆さんへの医療は責任を持ちますっていう話なんですよ。これだけ広い東京で。一般の病院ではなかなかやれないような救命の救急とか、ね。そういうものだけじゃなくて小児だったり、いろんな普通の病院がどんどんやめていっているようなことに関しても、東京都としてはこれは絶対に失わないぞ、皆さんに担保しますよってことが続けられるってことです。この広い東京の中で。医療守らなきゃダメですよね。だから、これは絶対に独法化しちゃいけない。私以外の候補者でも同じことを言われている方がいらっしゃいます。

他、街のクリニックまで守るってこと、必要だと思ってます。今、病院がコロナ対応だけじゃなくて街のクリニックまで、これ、病院経営傾いてるってことなんですね。コロナになってなんか病院行くのリスクがあるん違うかなってことで、なかなか行かなくなった。それによって大減収、倒れかけ。これがこのまま第2波に繋がっていったら本当に倒れますよ。小さな病院とかも。そのときに困んのは誰かっつったら、皆さんかもしれませんよね。コロナではないけど、体調が悪い。もしくは持病を持ってる。他にも処方箋で薬もらいに行かなきゃいけない。その処方箋をもらいに行かなきゃいけないっていうときとかにも気軽に行けなくなる。逆にそういうところは混み合うような状況になっちゃったら、このコロナ禍ではまずくないですか?ってことなんです。だから絶対に支えなきゃいけない。国は災害のときにはこういったことに対して、しっかりと前年度のそういった医療の報酬の支払額っていうのは担保するんですよ。補償するんですよ。潰さないようにする。当然のことです。皆さんの医療へのアクセスを守る。それもやらしていただきたい。

でね、皆さんに対しては2月から6月までのマイナス分を回復すると言いました。中小零細、個人事業主、他にもフリーランス。前年度、前年度の事業収入が減った分、マイナス分を補填していきたいんですよ。ここに対してはたぶんおそらく一番、この15兆円のうちで、ボリュームが多いところになっていくと思います。どうしてそんなことしなくちゃいけないのか?って。だって中小零細とかで雇われている方々の数って、大企業に雇われている数よりも多いでしょう。だってこの国に存在する大企、ううん、この国に存在する企業のうち、これ、中小零細とかってもう98%を占めません? そこで雇われてる人たち全労働者の6割から7割占めません? そこに対して倒すってことになっちゃったら、世の中混乱しますよ。そこからまたやり直すの大変です。なので、前年度の事業収入、今と比べてマイナス分を補填する。とにかく体力を回復していただくということをやっていく。ここに関して具体的にどれくらいかかるかってことは今、ここで言えません、すいません。なので、東京都の中に入って、そこは数字を積み上げていくしかないんだろうと。でも全体的に15兆円のプランですから、これはクリアしていけると、そう思っております。

第2波、第2波が来るまでにやらなきゃいけないことあります。何か? 検査体制を拡充するってことですよ。日本全体で2万くらい検査、1日あたり2万くらいの検査ができると言われてるけども検査数、全然、増えてないですよ。5000程度とかじゃないですか? 全国で。で、東京都どれくらいかっていったら1800くらい。少な過ぎません? これ。実態がわからないですよ、これじゃ。だから、第2波が来るまでの間、この間に徹底的に検査ができるような体制を作るしかない。どれくらいの数まで増やせるか? 1日20万件くらいの検査受けられるような状況が必要だと思っています。第2波が来るまでの間、おそらく20万で1400万ですから、おそらく70日間くらいの間で、皆さんが検査を受けられるような状況。例えば唾液のPCRであったりとか、他にも抗原検査。当然、これ、PCR検査とセットになっていくでしょうけど、今の検査体制の100倍くらいまで拡大していくことをおそらく第2波が来る前には、これ担保しておかなきゃならないんですよ。本当はそうなんですよ、そういう話だと思ってます。ここにいくらくらいかかるかっていったら、おそらく2500億くらい? 今はもう全自動のPCRとかも出てきてますから、そういうところで。あと、それに係る検査技師、医療関係者としての何か資格を持ってなきゃいけないかっていったらさっき言ったような抗原検査、簡易検査キットとかだったら、ここに資格要らないですもんね。こういうことをやっていかなきゃならないと思ってます。

で、第2波が来ましたっていうときには、もう一度10万円払いたい、もう一度。もうその時点で収入減ってる人いると思いますよ。だってもう皆んな学習してますもんね。それが近づいてくる、増えてくるっていうことになったら、もうこれは今のうちからシフトを減らさしたりとか。そういう、先手を打つような人たちが増えてくると当然、収入減ってくる人、増えてきますよね。そこに対して、まずは10万円もらっていただく。繋ぎでどうぞということです。もちろんそうじゃない人に関しては最初の10万円給付と同じように、ぜひ、いい格好して欲しい。周りに困ってる人いたら、そういう話です。

で、中小零細にやらなきゃいけないことある、他にも。目の前の回転させる資金、運転資金がキャッシュちょっとでも足りなかったら詰まっちゃいますよね。ここに対して100万円。1人100万円。1事業者100万円出していきたい、そう思ってんです。簡単な登録、申請。で、その後審査は後。後なんです、もう。東京都からの皆さんに対しての休業の何かしらとかっていうのはもう、すぐ出ましたかね? 長い人で結構1カ月半待ってます、みたいな方いらっしゃいますよ。それじゃ倒れちゃいますから。すぐにでも必要な運転資金をお渡しできるように。ただしズルはできません。後々それはバレますから。回収させていただきます、というような形にする。

中小零細、個人事業主、フリーランス。こういった方々に対して、このような「まずはサッサと100万円」ってことをやっていきたい。これでどれくらいの金額になるか? 4200億くらい、1回につき。一度と言わず二度。場合によっては三度っていうことをやっていける額だと思っています。こういうことをやっていかなきゃ皆んな倒れちゃうよねって。だから、これは必要だろうと私は思ってます。

で、1番やらなきゃいけないことは何か? ロックダウン的なことが訪れたときにはこれ、社会が動きを止めても、動きを止められない労働者います。医療従事者、看護師さん、準看護師さん。他にも助産師さん。他にもいっぱいありますよね、保育士さん、介護士さん、いろんな方々他にもいらっしゃいます。タクシー運転手さん。他にもそうですね、宅急便の、宅急便で働いてる方。あと小売り。スーパーとか、コンビニとか。ここに対して、危険手当出させていただきたいんです。ロックダウン的なことが行われている1カ月間、どれくらい続くかわかりませんけど、だいたいそれくらい、1カ月間でどれくらいの費用がかかるか? 1人当たり給料とは別に2万4000円出したい。2万4000円、今、言ったようなエッセンシャルワーカー的な人たちにそういう手当てをしていったらいくらくらいになるか? 3600億くらい。でもこれ出す必要あるんですね。やり過ぎだよ、言う方いらっしゃるかもしれない。でももうこれはっきりしている。リスク、確実に上がるんですよ、そういう職業の方々。イギリスの国家統計局、そこから出された数字で10万人あたり男性のコロナ感染による死亡率、そういうものが出てきた。平均で9.9人、そういう死亡率でてきた。この死亡率、平均死亡率を上回る2倍上回るのが、小売りの人、スーパーの店員さんとか。3.2倍、介護職。3.7倍タクシー運転手。こんな状況なんですよ。だとするなら、誰もができれば家に居たいというときに仕事に出てくださる、対面でリスクがあったとしても社会を回すために動いてくださる方々に対しては危険手当、これ出していかなきゃならないと思います。

すいません、長々といろいろ話しましたけれども、お金の話しかしてない、そう思われた方もいらっしゃるかもしんない。でも、まずお金がなきゃこれ、何もできないんですよ。はっきり言っちゃえば。当然なんですね。「私はこうやっていきます」「こうやっていきます」「こうやっていきます」「じゃ、そのお金どうするんですか?」その財源というものを示せなきゃ、これ何の意味もないんですよね。お金以外の政策もございます。当然です。もしもチェックしてみたいという方がいらっしゃったら、山本太郎のWEBページ、そちらのほうから見ていただけますと、お金以外の話も聞こえて参ります。ぜひチェックをしていただきたい。そのように思います。

これ今、この状況。あと1週間。投票、投開票、要は開票して結果が出るまであと1週間という中で、新聞の調査報道いろいろありますけれど、2割くらいの人たち、2割くらいの人たちはまだ、投票先決めてません。これ超チャンスなんですよ。で、これ2割かどうかも本当はわからないですね。だって電話の調査で1300人くらいですか? そのうち有効回答として出される人は700人くらい? 800人くらい? だとするならば、本当にそれが確度が高いかどうかはわからない。とにかくまだ投票に行こうと決めてない人たちも多いと思うんですね。これ非常に狙い目。読売新聞によると、この投票の意思をまだはっきり決めてない人たち、2割くらいいるっていうんですよ。2割っつったら約230万ですよ。この230万の人たちと繋がれれば、これ逆転できますね。この1週間、どうあるかということを皆んなでやっていけたらと、そのように思います。

(拍手)

「そのように思います」ってなんか小池さんの話とか聞いてると、こういう口調になるんですよね、なんかね。

聴衆:
太郎さーん。

山本太郎:
すいません。ありがとうございます。今、やらなきゃいけないことはもう明らかなんですよ、本当に。底上げしかない。じゃなきゃ長引く。ひどくなる。当然です。ここに対して東京都として何ができるか?ってことを考えたときに、国からのお金を待ち続けるのではなく、東京都の足りない資金を、これなんとか基金を崩してっていう考え方もありますけど。そうではなくオリジナルで東京都として国からの介入もなく、日銀からの介入もなく、健全にこれは調達できるという15兆円、これを担保する。総額で15兆円、皆さんに底上げをしていくということが、私一番やるべきことじゃないかと思っております。ぜひやらせていただきたい。2月から6月までのあなたのコロナの損失、補填させてください。そして一緒に乗り越えていきましょう。このコロナの次の波を。そういう話でした。(拍手)ありがとうございます。

で、私の話を聞いて「まぁ、ちょっと山本に力貸してやってもいいかな」というような、奇跡的に思われた方、ぜひお力を貸してください。あなたに1票をいただけるとするならば、こんな光栄なことはありません。でもその1票では勝てないんですね。無茶苦茶強いんです。無茶苦茶高いんです。あの山、百合子山。あの山を越えるために、ぜひあなたのお力を貸していただきたい。どうすればいいのか? あなたの1票を横に拡げるということをやっていただきたい。1票を2票、3票、4票。そうすることによってあの高い山、百合子山を越えていけることができるという話なんです。

じゃあその横に繋がるためのツール、ご紹介致します。今、私が手元に持っております茶色い封筒、茶色い封筒。この茶色い封筒の中には、はがきが入っております。このはがき、公選はがきという名前です。公職選挙法上、許された選挙ツール。あなたの1票を横に拡げるためのツール、この公選はがき。表側には私の政策、皆さんとのお約束。裏をめくると何かと申しますと、宛名、宛先、電話番号、そして一言メッセージという欄が空欄になっております。すいません。恐れ入ります。そこを、あなたに埋めていただけませんか? お友達、ご家族、ご親戚。あなたの1票が横に拡がるようなこのはがきを、ぜひ使っていただきたい。

で、これルールがあります。記入をしていただいた後、ご自身で切手を貼るなどしてポストに投函する、これをすると、無効になってしまうんです。なので、そのままポストには入れないでください。入れずにもう一度この封筒に戻すということをやっていただきたいんです。そして封筒に入れて投函。これをしないとこのはがき自体が無効になってしまいます。そういうルールでございます。この公選はがき、今、ボランティアスタッフの方が配ってくださったとは思いますが、まだ手にされていない、そういう方がいらっしゃいましたら、後ほど私の右側、机が出ているところに山本太郎、直接行きまして皆さんにこの公選はがき入った封筒を渡していきたいと思います。「あぁ、じゃあ、もう1部もらってやってもいいよ」そういう方もぜひ、そちらのほうで後ほどお会い致しましょうという話です。

で、そうですね。もう1個、確認団体チラシいこうか? すいませんね。ここにね、触れなきゃいけないことがいっぱい書いてあるんですけど、量あり過ぎてもうどこから読んでいいかわからないって話なんですね。すいません。失礼致しました。

で、あなたの1票を横に拡げるという活動、あなたにお住まいの地域でもできます。ただし「山本太郎に投票してくれ」とは言えないんだけれども、このチラシ、このチラシ。選挙期間中でも政治活動として、このチラシをポスティングなどをできるような仕組みになっております。これはルールの範囲内です。なので「あ、そう、東京都内に住んでるけど、近所でちょっとポスティングしてやってもいいよ」っていうような方がいらっしゃいましたら、どうぞ帰りに、そちらの机のほうでお受け取りいただきたいんです。これ拡げていくっていう最後の1週間で拡げていくっていうことを、あなたのお力をなんとかお借りしたい。

まずは公選はがきで力を貸してください。そして、このポスト、ポスティング。チラシのポスティングなど、もしくは駅前で配るなんてことも可能です。ただしそのときに「山本太郎に1票よろしく」って言うとアウトになっちゃいますから。だから、チラシを渡す。「お帰りなさい」って言いながらチラシを渡すとかですね。そういう活動はOKでございます。全く問題ございません。なので、あなたのお近くの駅でチラシを配るなど、そしてポスティングするなどをやっていただくと助かります。

で、すいません、なかなかテレビに出れません。元々が山本太郎、放送禁止物体でございます。この都知事選においても、なかなか出れない。そういう状況でございます。Twitterで。「だったらTwitterでトレンド入りしてやろうじゃないか」そういう考えでございます。これまで届かなかった人たちに対しても、山本太郎を知ってもらえるチャンスです。「Twitterを埋めつくせ!!」ということで山本太郎のWEBページに行っていただきますと、このようなバナーがございます。ここをクリックしていただきますと、その内容がわかるようになっております。皆さんでぜひお力を貸していただきたい。公選はがきと、そして先ほどのチラシ、そしてTwitterでそういうような応援がしていただけます。山本太郎のWEBサイトをご覧ください。はい。

というわけで、この中でボランティアとしてお力を貸していただける方がいらっしゃったら助かります。今日、私がこの場でしゃべれているのもボランティアの皆さんのおかげです。チラシを配ってくださる。交通整理をしてくださってる。本当にありがとうございます。このような私が街宣する場においてのボランティア活動もあるんですけれども、ちょっと涼しい室内でっていうような活動もございます。JR市ヶ谷駅徒歩2分。TKPカンファレンスセンター3階、ボランティアセンターがございます。「そんなこと一気に言われたって覚えきれない」そりゃそうです。山本太郎のWEBページに、詳しくは書いてあります。今一番、電話かけ、電話かけが足りておりません。なので、お力を貸してくださいというお願いです。「手伝うかどうかはわかんないよ」って方、ボランティア登録だけでもしていただけますと、どういう動きをしているかってことがわかるので、後々考えるということでも結構です。まずはボランティア登録をしてくだされば幸いです。

で、すいません。ありがとうございます。写真。これ「撮っていいもんなんかな?」って隠れて撮らないでください。もう堂々と撮っていただいて結構です。全く肖像権とかございませんので、ご自由に撮っていただく。そしてご自由にWEBなどに上げていただく。山本太郎の何か言ってたこと、例えば「都知事選やってるみたいやな。10万円配るっつってたぞ」っていうことでもいいですし「何かベラベラしゃべっててよくわかんなかった」あなたが感じたそのままでも、山本太郎にプラスにならないことでも結構です。ご自由につぶやいていただいて、そして友達との間に政治の話をするきっかけ、友達との間に政治の扉をノックするきっかけにしていただければ助かります。ありがとうございます。

先ほどの公選はがき、茶色い封筒。ごめんなさいね、繰り返しになりますけれども。あれは、もしももらっていただけるんだったら2日以内、2日以内に返していただけると助かります。すいません。もう時間がない状況なので2日以内に返していただけると、その後の展開、拡がりが変わってきます。あと東京都民じゃなくても、東京都に友達がいれば、鹿児島の方でも、沖縄の方でも、北海道の方でも、全国からご参加いただける。東京だけの、これは選挙ではございません。なのでぜひお力を貸してください。

そしてもうお金が余ってしょうがない。そんなお金持ち、この中にいませんか? いらっしゃらない? シーンとした。ありがとうございます。今日一番、池袋の1日の中で一番シーンとした時間帯かもしれません、今のはね。一瞬が。ありがとうございます。なかなかいらっしゃらない。当然です。都知事選挙3億くらいかかんねんぞって自民党の先生に昔聞かされました。でも私たち、そこまでのお金はございません。皆さんの中で「金持ちではないけど、ちょっとカンパしてやってもいいぞ」って方がいらっしゃったら、ぜひあちらのほうへ。ありがとうございます。

社会は変えられます。だってあなたが1票持ってんだから。その力を集めてひっくり返していきませんか? やれるんですよ。あなたに光が当たっていないのは、皆んなでその力を取り戻さないから。政治はパワーゲームです。「あなたの力でその力を取り戻しましょう」というお誘いです。お力貸してください。よろしくお願いします。山本太郎でした。


※最善を尽くしておりますが、なるべく早く皆さまにお届けすることを優先するため、若干の誤字脱字はご了承ください。


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