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【文字起こし全文】山本太郎(れいわ新選組公認) 東京都知事候補 街頭演説 2020年6月29日 自由が丘駅正面口

山本太郎:
大きな音を立てて申し訳ございません。ただいまマイクを握っている私はですね、山本太郎と申します。れいわ新選組。「なかなかふざけた名前だね」とかよく言われます。ごめんなさい、国政政党なんですね。れいわ新選組の代表を務めております、山本太郎と申します。よろしくお願い致します。自由が丘駅前ご通行中の皆さん、もう都知事選挙始まっております。そこに立候補しているのがマイクを握っている私、山本太郎と申します。山本太郎、国政政党を立ち上げました。1人で旗揚げ。これまでは小沢一郎さんとやってましたが、国会議員時代に1人で旗揚げをし、昨年の夏の選挙で2議席を獲得致しました。1人はALS難病患者、舩後(靖彦)さん。そしてもう1人は重度障がい者、木村英子さん。なぜそういう人たちを国会に送るんだ? 非難の声もありました。でも、今、世の中を考えると、こういった方々に国会に行っていただくことが非常に重要です。

なぜならば、非常に殺伐とした空気の中、自己責任という空気が蔓延する中で、本当に生きてたくないっていう社会が、今、目の前にあると皆さんは感じませんか? 日本の中で10歳から39歳までの死因、その1位が自殺なんですね。子どもから大人まで死にたくなるような世の中。東京は日本の人口の1割を預かっています。ということは、そういう気持ちになる、もう消えてしまいたいって思う人たちも、他の地方よりも多いかもしれません。この東京から生きてたくなるような東京を、あなたは存在してるだけで良いんだって思えるような東京をつくっていきたい。そういうことで私、今回、立候補致しました。あまりにもザックリし過ぎてる、そう思われた方もいるかもしれませんが、これから少しずつ話していきたいと思います。

私が6年間、参議院の中で活動して思っていたことは何かと申しますと、この殺伐とした空気、そこからつくられていくこれからの社会はおそらく、命の期限、命の期限まで決められてしまうような社会になっていくんじゃないかってことを一番危惧しております。何かの役に立っていなければ生きていちゃいけない、そういう雰囲気ないですか? あなたは何か社会の役に立ってますか? 会社の役に立ってる? 家の役に立っている? そんな空気の中で多くの方々が苦しまれてる。私はそう感じるんです。

で、命の期限が決められるとはどういうことか? 例えば安楽死であったりとか、尊厳死であったり、そういうものを入り口に、「お父さん、お母さんずいぶん長生きされましたね。若い人たちに迷惑かけないように、そろそろいいんじゃないですか?」っていう社会がやってくるんじゃないか? 私はそう思ってるんです。例えば、現在の安倍政権、そこで副総理を務める麻生さん。麻生さんは以前の発言で「いくつまで生きたいんだ?」っていうような趣旨の発言をされてました。これが、これからの政治の向かう道なんであろうと。安楽死、尊厳死ということを入り口に、そのような議論が国会の中で熟議を尽くされるかといったら、私はあっという間に通ってしまう、財政問題を入り口に、人の命の期限を決められてしまうような社会はもう近くまできていると思いました。何かの役に立ってなきゃいけない社会、それは、自分が生きてて良いんだってことを他の人に、社会に証明しなくちゃいけなくなる。それによって悲惨な事件いっぱい起こります。

例えば、相模原事件。多数の障がい者を殺傷した事件。あの人の動機は何だったか? 自分自身が世の中に対して価値のある人間だということを、やはり示したかった。彼の裁判の証言などから見ていくとそのようなことが浮かび上がってくる。「自分は役に立っただろう? 役に立たない人間を殺したんだから」。そういうようなロジックにはまっていく。これ本当、地獄ですよ。そんな世の中。それを考えるならば、私は、非常に有能ですが、難病患者でありそして障がい者。そういう方々に国会の最前線に立っていただき、この命の期限を決められるような社会をなんとか止めなきゃいけない。そういう思いで、昨年の夏、2人に国会に行っていただくことになりました。

一方、山本太郎は落選しちゃったんですよね。99万票をいただきながら。それからは、次の衆議院選挙、準備をずっと進めてました。けれども一転、今回は東京都知事選に立候補。おかしいじゃない? 矛盾してるじゃない? そう思われる方もいらっしゃるかもしんない。でも私の中ではなんら矛盾はございません。なぜか? このコロナによって、多くの方々が苦境に立たされる、そんな場面を数々見てきました。

どういうことか? 例えばですけれども、これまで大きなターミナル駅、新宿とか東京駅とか、そういう所では見なかった景色、つまりは、20代、30代、40代、果ては80歳台までホームレスになりたてっていうような人たちが目につくようになったんですよ。

全財産抱えて。「まあ、でもそういう人はね、大変だけど、私は大丈夫よ」。そういう方、いらっしゃるかもしんない。安定してる方。コロナによっても収入も減らず、安定した人がいるかもしれないけど、これ、大問題なんですよ。社会は一握りの者たちだけで回ってるわけじゃない。全体でシェアしてるものなんですね。あなたが何かを買う。物を買うという消費行動によって、これが誰かの収入に変わっていく。所得に変わっていく。こういう循環によって世の中が回ってるわけですから。

失業したり、収入を減らしたり、生活が不安定になる人が増えれば増えるほど、今、たとえ安定したとしても、この先、安定し続ける約束はないわけです。だからこそこういった感染症の拡大や不況、他にも自然災害、こういった景気が大きく落ち込む。下手をすれば大不況がやって来るっていうその前には国が全体的な底上げを行い、そして不安定になる人を極力減らしていく。どの会社も倒さない。失業者を生まない。飢える人をつくらないということを大々的にやる必要があります。これを経済政策って呼ぶんですよね。国には通貨発行権、お金を作る力があります。足りないところにはお金を出す。底上げをしていく。それによって社会全体で沈み込むことによって被害者を多くつくり出さない、という努力を続けなければならない。

でも一方で、今、国がやってることは何か? マスク2枚、10万円。これではどこも沈んでしまうっていう状況が拡がってる。これ、2月~6月までのコロナの損失。これ、回復できていない方、大勢いらっしゃいますよ。これ、回復しないまま、第2波が来たらどうなるか? 当然、これは多くが淘汰されてしまう。より不安定な社会になってしまうということです。

私が出会った、この2月から6月までの間。東京駅、20才。そして、所持金は数百円。コロナで仕事を切られ、そして家賃を滞納し、家を追い出され、そして生活保護に繋がろうとした。そういう方、追い返されるんです。「あなた、若いから仕事探せるよね」。でも、とんでもない。仕事なんて見つかりません。でも所持金は数百円。路上でどうやって暮らす? 無理ですよ。生きるために何しなきゃいけないか? 盗むしかないんです。奪うしかないんです。そんな不安定な状況がどんどん拡がってったらどうなるかっつったら、当然、安心して暮らせないですよ。治安も悪くなりますよ。当然、そういうことはやっちゃいけない。でもそれをやるしか生き延びられないんだっていう状況を拡げちゃいけないってことです。

そんな局面に立たされる方々、この日本には大勢いらっしゃいます。だって不安定な働き方の非正規、全労働者の4割を占めますよ。たった1週間でも収入が途絶えるようなことがあれば、家賃滞納は確実。その先、収入の目途が立たなければ、当然、家を追い出される。シェアハウス、シェアルーム。そういうところもありますけれども、ここはより厳しい。1カ月で追い出されたり、鍵を替えられたりとか。そういう状況になる。

住まいを失ったらどうなるか? そういう局面をたくさん見てきました。なんとかしようと思って、これ、支援団体に繋ごうとかしたんですよね。まず、ビジネスホテルに入っていただいて、数日居ていただく。その後アパートに繋いでいく。こういう、支援団体に私が繋げていくってことを、時間ある時にやってたんですけど、とてもじゃないけど間に合わない。とてもじゃないけど。今でさえも、世の中がちょっとまた経済活動を復活したかのように見える今でさえも、毎日のように民間の支援団体にはSOSメールが届き続けてるんです。「所持金ゼロ。助けてください」「もうどれくらい居れるかわからないけど粘り続けて、滞納で家に居続けてますけど、もういつ追い出されるかわかんない」「食料尽きた」。そんなメールに対して対応するのは、国や行政じゃないんですよ。民間の心ある人たちなんです。

他にも、東京都内ですね、この緊急事態時に私、マスクしたりとかしながら、いろんな意見聞きに行きました。「今、どんな状況ですか?」ってことを。どこも口を揃えて言うのは何か? 「売り上げが2割落ちた時点で、もうヤバいんだ」と。「3割になったら、もう首くくる勢いなんだ」。どこの商店街でも言われる。「あの、国の給付金とかは申し込まれましたか?」そういう話をすると、「50%落ち込んで、100万ぽっちで一体何ができるんだ」と。「無理だ」と。「そんなところバタバタ潰れていくぞ」と。自由が丘はどうかは存じ上げません。

けれども、東京都内の多くの商店街でそういう声を聞いた。国がやる、今、手当。それは実態と乖離しちゃってる。国がこういうことをやらないんだったら、東京都としてやるべきことがある。私はそう思ってるんです。でもそれがあまりにもなさ過ぎる。冷た過ぎる。13万の、13万の事業者に対して、休業協力してくれたら50万円あげますよ。それ980億円で、それでなんとかなりますか? 無理ですよ。100年に一度、安倍総理さえも100年に一度の危機的状態ということをおっしゃった。でもそれに対応する策は国にはない。だったら東京都としてできることはあるでしょう。当然なんですよ。やらなきゃダメなんです。一番やるべきことなんだったか? その話をさせてください。

多くの方々の住まいを奪わない、そして仕事奪わない。そして収入を途絶えさせないということを国の力でできるんですね。どういう形でか? このコロナウイルスを災害、自然災害と同じように指定するってことです。それによって何が生まれるか? 収入が減った、収入が途絶えた、家賃滞納しそうだ。こういう方に対しては、災害救助法の四条。これをコロナウイルスに転用をしてみなし仮設住宅という形にできる。つまりは国が家賃を補填できる。家を失ってたとしても、それを使いながら住宅を供給できる。それやるべきですよね? それだけじゃない。仕事を失いそうだ、会社が倒れそう、じゃあ従業員切っていくか? こういうことを防ぐためには、国がこれを激甚災害と捉えてそこに対して雇用保険法の特例。何ができるか? 会社と雇用関係結んだまま、その従業員に対しては失業したとみなして手当てをすることができる。要は、国が災害指定をすれば、その最低限の皆んなの命や生活を守れる、最低限のセーフティーネットは作ることができるんです。つまり、コロナウイルスを災害指定することによって、こんな大災害の中でも皆さんに安定した生活を最低限担保してもらえるってことなんです。国はやらない。だったら東京都としてやるべきじゃないですか? 東京都としてそれを国に猛烈に求める必要があるんですよ。当然のことです。全国のトップと繋がりながら、全国の住民の皆さんと繋がりながら、国にコロナウイルスを災害指定せよということを迫る必要がある。

一方で小池さんどうだったか? 国に迫ったか? 残念ながら、国会図書館。国会図書館に対してそのような調べをしてもらったら、そのような情報はございませんでしたという回答がきた。つまりは東京都民の命を守れるはずの住まいを保障する。仕事、収入を補償する。それに繋がる災害指定というものは国に対して求めなかったってことなんですよ。冷た過ぎますよ、これ。勘弁して欲しいですよ。そう考えるならば、これは代わっていただくしかない。1400万都民の生活を、未来を守るのが都のトップの仕事。でもそれをせずに自分の未来しか見てないんだったら、これは代わってもらう必要がある。私にやらせていただきたい、そう思って立候補しました。

長々とすいません。

(拍手)

れいわ新選組公認で立候補、東京都知事候補の山本太郎と申します。山本太郎がもし都知事になったら何をするのか? そのことについては、後ほど皆さんにお話をさせていただきたいと思います。その前に山本太郎の応援に駆けつけてくださった方がいます。ご紹介します。嘉田由紀子さんです。よろしくお願いします。こちらからお願いします。参議院議員です。そして滋賀県の知事でもございました。ありがとうございます。マイク、そちらからありがとうございます。

嘉田由紀子:
自由が丘界隈の皆さん、こんにちは。滋賀県知事を2期8年させていただきました嘉田由紀子でございます。そして今、去年の7月から参議院で、まさにれいわ新選組、山本太郎さんが送ってくださった舩後さんと木村さんと同じ議場で、参議院議員として仕事をさせていただいております。

改めてここに立たせていただいて私、8年前の太郎さんを思い起こしているんです。2012年、私自身は日本未来の党党首として、残念ながら衆議院選挙は9人しか通らなかったんですけれども、そのときに山本さん頑張ってくださいましたよね。2012年です。芸人から政治家へ、これは大変大きな、大きなジャンプです。そこのところを2012年頑張られて、そして2013年の参議院選挙、当選くださいました。その後6年間、見事に。私は太郎ちゃん、ちょうど息子と同じ歳なんです。ですから隠れた政治の母と私は思っているんですけれども、太郎ちゃんに期待したこと、何よりも、わからないことはわからない。だって政治って本当ややこしいんですよ。そこのところを自分で学んで、そして6年間の参議院のとき、参議院のもう予算委員会でも太郎ちゃんの声を聞くのがとっても楽しみで、わかりやすい。皆さんどうでしたか? 6年間の参議院の時代の太郎ちゃんの仕事を皆さん評価していただけますか? 

(拍手)

ありがとうございます。そして、突如現れた「れいわ新選組」。最初、びっくりしました。「えーっ」 それこそ舩後さんも木村さんも、大変な障がいを抱えながら。生きていることに価値がある。そしてビジネスもやっておられました。その方を前面に出して全国区で戦う。これも私は発想はありませんでした。でも見事に成功させて、そして最初に申し上げました参議院のあの議場に、お2人がいてくださるということでまさに「私たちはどんな障がいがあろうが、どんな困難があろうが、この世の中で生きていく価値があるんだ」ということを、れいわ新選組が国民全体に示していただきました。その成果、皆さん評価いただけますか? 

(拍手)

ありがとうございます。そして今回の知事選挙です。私は滋賀県知事2期8年やりました。知事というのはすごい力があるんです。大統領制です。私自身は、新幹線の新駅、建設始まってました。無駄だから要らない。税金の無駄遣い、勿体ない。ダムを6つ、廃棄物処分場。大変な、当時は無理だろうと言われるのを2期8年でやらせていただき、3000億円を減らして900億円の貯金を作りました。知事だから出来る。合わせて子育て。滋賀県は出生率全国2位まで。沖縄が1位です。子どもが生まれ育ち、高齢者が幸せにということもやらせていただき、そして今、災害です。災害も、川の中に水を閉じ込めてダムをつくるのではなくて、水が溢れたときに命を守る、流域治水政策というのも、2期8年でやらせていただきました。全国で初めてです。知事は、出来るんです。

小池さん4年間で何をやりましたか? 

(聴衆:なんにもしてなーい)

ゼロですよね。7つのゼロの公約が全然できてない。最後の7つ目の、それこそ、猫や犬の殺処分ゼロ、あれね、基準を変えただけなんです。ということで、知事としてできる、大統領としての力を残念ながら、小池さんは発揮できなかった。あの小池さんの緑の元は私ですから。逆ですよ。2006年にみどり革命を、もったいない革命を起こしたのは嘉田由紀子です。

そして、ありがとうございます。滋賀県変えました。地味な滋賀県、100分の1の滋賀県でも変えられるんです。東京を変えたら日本が変わります。今、コロナで、そして、コロナは自然災害なんです。野生動物のウイルスが私たちを襲っている。それこそ、熱帯雨林を、中国の雨林、大きな森林を人間がどんどん開発するから、野生動物の、それこそコウモリに付いていた、あるいは、ある意味でいろいろな動物の中のウイルスが逆襲をしてるんです。これは明らかに自然災害です。そして今、温暖化で、北のほうが永久凍土が溶けてる。あの永久凍土の下からどれだけ多くの、また未知のウイルスが出てくるかわからない。まさに自然災害。私たちが今やるべきことは、イージス・アショア、兵器を買うことではないんです。どうですか? 皆さん。ウイルスとは何か? 研究をして、京大の山中先生頑張ってます。そして研究をしながら私たちがどうやったら人類として健康を維持するのか、それをなんとしても東京からやって欲しい。そして、東京が、今一番被害者が多い。だからこそ、知事が変わったら、東京が変わります。皆さんいかがですか? 

残念ながら、もう申し上げませんが、「女帝 小池百合子」の本、著者の石井妙子さんとお話しました。嘘はありません、あの本には。小池さんの人生に嘘がいっぱいある。そういう中で、山本太郎、嘘のない、もうこのまま裸の山本太郎をなんとしても、知事選挙、1票で変わるんです。滋賀県の2006年、誰も泡沫候補の嘉田由紀子が知事になるとは思わなかった。それを2カ月で、1票で変わった。そういう選挙、私自身やって参りました。

なんとしても、山本太郎さんを都知事選に、都知事に押し上げていただいて、そして、細かいことはいいんです。もう、都の職員、優秀ですから。方向を示したらきちんと、災害対策基本法、具体的にどうするか、国にどういう風に繋げていくのか、そしてそれこそ宿を失い、職を失い、そして日々苦しい人たちをどうやったら安心できる東京にできるのか? その方向さえ知事が示したら、優秀な都の職員がやってくれます。皆さん今こそ、山本太郎を、お一人お一人の1票の手で、山本太郎知事を誕生させようではありませんか。

どうか、よろしくお願い致します。時間が参りました。あとは政策の中身をきちんと聞いてください。ありがとうございます。山本太郎、どうかよろしくお願い致します。握手してはいけないのかな? はい、はい、はい。どうぞ。山本太郎、皆さんの1票1票で東京都知事に押し上げていただいて、東京からこの日本を、コロナで苦しんでいる日本、変えていきましょう。よろしくお願い致します。ありがとうございました。

山本太郎:
ありがとうございました。元滋賀県知事、そして現在は参議院でお仕事をしてくださっています嘉田由紀子さん。本当にありがとうございました、お忙しい中。山本太郎の応援演説をいただきました。そしてマイク代わりました。私、れいわ新選組公認で東京都知事に立候補。山本太郎と申します。

100年に一度の危機、安倍総理もそう言っている。雇用を守り抜く、そう言った。でも実態はそうなっていない。通貨発行権がある国が大胆に底上げをしながら、極力、社会が混乱しないように、不安定にならないようにやっていくのが国の役目。その役目は果たせていない。国がそういう姿勢であったとしても、東京都として東京都民の命を守る。その精いっぱいの仕事はできるはず。先ほどそのような話をしました。その一番重要なことは何か? 誰もが住まいを失わず、誰もが雇用、誰もが仕事を失わない、収入を失わないということを担保するためには、これ、自然災害と同じようにこのコロナも災害指定するということが重要。本来ならば、国が真っ先にやらなきゃいけないことですが国はやらない。であるならば、東京都のトップとして1400万都民のために、この災害指定を強く激しく国に求める。当然、全国と連携をしながら、全国の皆さんと力を使いながらそれを推し進める。本来ならば、これはやるべきことだった。でもちょっと待って、ひょっとしたらやってたかもしれない。そう思って国会図書館、国会図書館に調べを入れた。出てきた結果、「そのような情報ございませんでした」。つまりは、小池知事の中には皆さんの住まいを守ったり、雇用を守ったり、収入を守るというための最低限のラインさえもお仕事をしていただけなかったってことなんです。これは非常にひどい話です。代わっていただきたい。私にやらせていただきたい。そういう思いで立候補をしました、山本太郎です。ありがとうございます。

「自然災害とコロナを一緒にするって、ちょっとどうかと思うよ、山本くん」そういう方もいらっしゃるかもしれません。でもそうではないんです。この災害、どこまでが災害なんですか?というような定義が書かれているのが、災害対策基本法という法律。これは伊勢湾台風、1950年代にあった伊勢湾台風からの教訓で、この国の災害に対する基本的な法律なんですね。その二条、その二条には、どういったものが災害に含まれますか?ということが書かれている。例えば、地震、津波、豪雨、豪雪、噴火、竜巻。そういうものが列挙されているんですけれども、でも、これだけが災害と限定されてるわけじゃないんです。要はその幅を拡げる余地が残されている。どんな風に書かれているか? 「他にも異常な自然現象」そういう一文がある。このコロナウイルスって異常な自然現象ですよね? 私はそう思うんです。で、これに対して、国会で質疑が行われた。野党の議員と西村大臣の間で。そのときに西村大臣はこの災害対策基本法からこのコロナっていうのを含めるのは難しい趣旨の答弁をしたんですね。で、それおかしいなと思って、法制局に問い合わせた。法制局に問い合わせて、返ってきた答えは何だったか? 災害対策基本法の二条、二条の中にある先ほどの言葉、「他にも異常な自然現象」というものに対して、判断はしていないという答弁が返ってきたんです。つまりは、これ十分にコロナウイルスは災害として認められる余地があるっていう話なんですよ。これはある意味、この法解釈という意味においても、それは十分にできるであろうってことなんです。だって判断してないんだから。いろんな法律の内容について、これはこういうことですよという番人的役割を果たす法制局が、これ、異常な自然現象というものに対して、コロナが含まれるのか含まれないのかってことは一切判断していないっていう答えなんです。っていうことは、これは含められるっていう話ですよ。それを含めさせるのが政治の力じゃないですか? 国がやらないんだったら、それを含めさせるっていう政治力を使っていく。力を合わせて突き上げていくっていうのが、東京都のトップとして私は必要な話なんじゃないか、そう思います。

すいません。それ以外にもあります。山本太郎、都知事になったら当然、それを突き上げる。国に対して。東京を含む全国に対して、この緊急事態、この状況を2月から6月までの損失をできるだけ、回復できるだけの国からの支援、財政支援。通貨発行権を使った大胆な財政出動を求めるのは当たり前のことです。だって2月から6月までの損失。回復しない限りは、第2波来たら多くの方々が倒れますよ、もう。それを考えたらやるべきことはそれ。だから国に対して、雑に言うと、「金を出せ、そして災害指定をしろ」。それを東京都のトップとして全国と連なってやっていく。

そのことは絶対的にお約束をするんですが、その約束だけだったら、これ実際にそれが行われるまでは絵に描いた餅ですよね? だから、私自身が東京都として何ができるか? 何をしていきたいか?っていうことをお話していきたいと思います。山本太郎が言っているのは、国が災害指定しないんだったら東京都としてこのコロナウイルスを災害に指定し、それによって本来ならば国がやるべきことを東京都が代わりにやらせていただく、そういう考え方です。総額、総額で15兆円。15兆円の規模で、皆さんのコロナウイルスの2月から6月までの損失を補填。そして体力を回復していただき、第2波に一緒に備える。当然です。ここがなければ多くが淘汰されてしまいますから、それを担保したいと思ってます。

総額15兆円って一体どうやって作るんですか? そう言われる方いらっしゃいます。これは国からチョロチョロしかお金が出てこない。そして東京都としても貯金、3月末には1兆円近くあったものが、これ95%使い切った、小池さん。そう考えると東京都のお金として使えるのは一般予算で年間7兆円と、他に積み上げている基金、基金なんですね。この基金っていうのは全部は崩せない。全部崩せば3兆円近くになるかもしんない。けれども、崩せるもの、崩せないものを仕分けしていくと、おそらく数千億程度にしかならない。これじゃ対応できないですよ。

じゃあ、何をすべきか? 国でいう国債、地方でいう地方債。東京都として地方債の発行をし、今、この100年に一度の危機に皆さんの底上げをしながら、一緒に第2波に備えるということをやって行かなければならない、そう思ってます。じゃあ東京都、日本で一番財政が健全な団体なんですよね? 東京都が本気出したら、いくらくらいお金を調達できますか?ってことを総務省と1カ月くらいやり合いした。その中で出てきた答え。「MAXどれくらいいけるんですか?」「MAX20兆円以上、問題ないです」。そういう話になった。それに20兆円以上を調達をしたとしても、国からの介入、他にも何かのときに日銀に助けてもらうとか、そういうことはなく、東京都の財政の健全性を担保しながら調達できるお金ということで20兆円以上ということを、お言葉をいただいた。

「ああ、そうですか。じゃ、皆さんに20兆円を」っていう話にはならない。おそらく、税収は減るでしょうし、そういうことも勘案していくと、MAX20兆円以上と総務省からお墨付きをいただいたが、私としてはMAX15兆円くらいを見て、必要なときに必要な分。一気にではなく調達をしていきながら、必要なところにお金を流し込むということをやっていきたい、そう思ってます。で、それでも心配な方いますよね? おそらくね。15兆円なんてって。

考えてみていただきたいんです。東京都の資産、どれくらいあるか? 34兆6200億円。これくらいの巨大な自治体なんです。今、100年に一度、多くの人たちが不安定。このまま第2波が来たら倒れてしまうというような状況が拡がってしまうと、東京沈みます。東京が沈めば当然、全国にも波及します。これは絶対に止めなきゃいけない。東京を守るというのは、日本を守ることに繋がります。なので、ここで大胆な底上げをやっていく必要がある。そう思ってるんです。

話戻ります。じゃあその総額15兆円。最終的には10兆円かもしれません、7兆円かもしれません。やってみてからの話ですけれども。総額15兆円で何をやっていくか? 私はまず、この国の検査体制、東京都の検査体制。要はコロナウイルスに対するPCR検査などの体制をもっと拡げていかなきゃいけない、そう思ってます。

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現在の東京都1日当たりどれくらいの検査やってますか?ってことなんですけども1800くらい、1800。少な過ぎますよ、これじゃ実態、わかんない。

「夜の街クラスター」みたいなこと言ってますけど。何を夜の街だけ悪いもんにしてんねんっていう話なんですね。そうじゃないだろ。「満員電車クラスター」とか、「会社クラスター」とか、そんなの言い出したらキリないですよ。

(拍手)

当たり前のことですよ。実態をちゃんと見なきゃいけない。実態をちゃんと見るためには検査数上げるしかない。じゃ、1800をどれくらいまでに上げていくか? これ1日で最大能力として20万くらい、20万くらいの検査が行えるという体制を、これ大至急作っていかなきゃなんない。そのためには全自動のPCR検査であったりとか、他にも、抗原検査キット。そういうものでやっていく。とにかく、そのマンパワーを投入していく。先ほど言ったその抗原検査の簡易検査的なものっていうのは、医療の資格がなくても対応できるものです。そう考えるならば、そこにも人を投入していくってことは可能なはずです。

20万。1日20万ということで考えるならば、1400万都民が第2波が来るまでの70日間を使って、どういう状況かを把握していく。その中にも無症状の人いるでしょう。無症状の人が感染させてしまうリスクというのは、国の有識者の委員会では言われたけれども、結局、国がその分カットしたんですよね、その報告を。この無症状でありながら感染させてしまうというところを、どれくらいいるのかというのを捕捉していきながら、ちゃんとケアしていくっていうことをやらなきゃ、これ経済と命とこれ両輪なんですから、「どっちか選べ」なんて無理ですよ。このまま「補償なき自粛」と。ね、そしてまた経済再開とってことをただやっていくだけだったら、これ無茶苦茶なっちゃいますよ。もう大不況やって来る。そんなことやっちゃいけない。とにかくまず、第2波が来るまでの間に70日間をかけ、この1400万都民が1日に最大能力20万回の検査を受けられるような体制を作っていく。それ、まず必要だと私は思っています。これにかかる費用およそ2400億。

他にも、まず、やりたいことがあります。何か? 検査以外にも、10万円の給付をさせていただきたいんですよ。10万円の給付。国からの10万円給付をもらったけど、右から左。もらってもすぐに、社会保険料だったり税金にそのお金が無くなってしまうって方多いと思います。「いや、大丈夫よ。私はお金持ちだから」そういう方もいらっしゃるかもしれない。でも先ほど冒頭で言いました。この世の中は一握りのお金のある人や勝ち組だけで回せているわけではございません。社会が一体となってこの世の中を作っていっている。そういう話なんですね。そのお金持ちでさえも、そのお金持ちでない方々の消費などによって利益を得ているっていう構造を考えるならば、多くの人たちが弱っていけば弱っていくほど、そのお金持ちの財は減っていきますよ。そう考えると、全体的に底上げしていくことが必要だと思ってます。

じゃ、10万円、山本太郎知事が配る。この10万円には約束してもらいたいことが2つあります。ひとつ、その10万円は使い切っていただきたい。そしてもうひとつ、その10万円はあなたのご近所、お住まいになっているご近所で使い切っていただきたい。「自分の行っている店、結構気に入ってたのに、ちょっと経営厳しそうでこのままじゃ店閉じちゃうな」とか、「気になってた店があるんだけど、ちょっとヤバそうかな。休みが多いな」とか。そういうことを、そういうような景色っていうのは皆さんの周りでもご覧になったことあると思うんです。なので、あなたが何かを消費すれば、買えば、それが誰かの所得になっていく。この当たり前の経済の循環を、10万円ずつ皆さんに給付しますので、それぞれの地域で徹底的にやっていただきたい。それが一番、経済効果を生む、底上げに繋がる話。これ1.4兆円なんですね。「そんなさ、私10万円もらったって別になんとも思わないよ」って人いると思うんですけど、どうぞこの場面でその10万円を使って周りにいい恰好してくださいよ。「ご飯でも食べに連れてってやるよ」とか、ね。普段は金持ちはケチだ、ケチだと言われるけれども、この10万円に限っては周りに振舞ってください。そういう話です。すいません。よろしくお願いします。やらせてください。

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他にもやらなきゃいけないことあるんです。中小零細、個人事業主、フリーランス。こういった方々に対して、事業収入の前年度、そして今を比べて、そのマイナス分、2月から6月補填していきたいんです。さっきから繰り返し言っております。この2月〜6月の経済的損失を補填されることなく、第2波に向かっていけば、当然、そのときには倒れてしまいますよ。そういう状況を多く見受けられた場合には、社会はさらに混乱し、大不況ということにも繋がっていく。それをなんとしても止めなければならない。

そのためには、2月〜6月の損失はしっかりと補填していく。そして、体力を回復していただいて、一緒に第2波に備えるってことをやっていきたいんです。これ、どれくらいの金額になるかは、ここでお話しできません。実際に、これは東京都の中に入って見てみなければわからないことだと思います。ここに一番たぶん、その金額のうちのボリュームが使われる部分かなとは思いますが、これをやらせていただきたいんです。

他にもやらなきゃいけないことがある。学生さん、生徒さん、こういった方々に対して、授業料1年間無償化したいんですね。これ、小学校、中学校、高校、大学、大学院、そして専門学校。こういったところに対して、1年間の授業料無償化したらどれくらいになるか? 東京都内にある学校、それで調べていくと、約7400億円。なぜここまでやる必要があるか? コロナウイルスを生み出したのは誰ですかってことです。学生さんたちじゃありません。生徒さんたちじゃありません。けれども、家の経済が厳しくなった。それによって学校を諦めなきゃいけない。他にも、奨学金を借りていた。週6でバイトしている。必死になって勉強と両立させてた。でも、バイトのシフトが不安定になって生活するのが難しい。こういうことで学業を諦めなきゃいけない、そういう人たちが増えてきています。それを考えるならば、これは、政治がその権利、学ぶ権利をこれ、守る場面だってことなんですね。なのでこれはやらせていただきたいと思ってます。やらせてください。

都知事選挙に立候補している山本太郎と申します。他にもやらなきゃいけないことある。病院守らなきゃなんないんですよ。コロナになってから病院行きづらい、そういう方々が増えました。それによって何が起こったか? コロナに対応している病院から、そして街のクリニックまで大減収。これはもう経営の骨格が歪むくらいの状態だ、そういう声を聞きます。ならば災害のときに本来ならば国がやっていること何か? そういった医療機関に対して前年度の医療に対する支払いの報酬、そういったものを補償するってことですね。これを補償する。本来ならば国がやってくれりゃいいんですよ。その学生に対することも、本来は国がやるべきなんですよ。そして、医療に対することも。でも、それやらないから東京都としてやるしかないんですね。

で、どうしてここまでやらなきゃいけないかってことなんですけど、ちょっと体調悪いなっていうときに、気軽に寄れるような病院。他にも持病があったりとか、他にも処方箋もらいにとか、そういう気軽に寄れるようなところまで、これから淘汰(とうた)されていく心配があります。今でさえ骨格が歪んでる。第2波が来たときには、おそらくまたしても皆さんの足が病院から遠のくっていうことになっていくとこれ、もうもちません。あなたが何か体調悪いっていうときに駆け込めるような近所の病院というのは、これ重要なんですよね。なので、そういうような形にしたい。

そして、もうひとつ。小池さんがとんでもないことを言い出してるんです。何か? 都立病院、都立病院の独法化。要は、これ簡単に言ったら株式会社みたいにしちゃおうぜって話ですね。とにかく採算重視。で、スリム化を極限まで進めていく。これ全国的にも行われているとこがあります。けれども、そういうことをやったところは2つのしわ寄せがやってくる。ひとつ、医療従事者に対しての、これ、人件費がどんどん削られていくってこと。今でさえコロナ禍で、医療従事者、疲弊してるって話、よく聞きますよね。ここに対してこの先に第2波が来る恐れがあるっていう、そんな中でも医療従事者にまだ鞭打ちますか?って話なんです。絶対にやっちゃいけない。

そして、もうひとつ。しわ寄せがくるのはどこか? それは利用者なんですよね。例えば入院することになった。ベッド代が上がる。そういう話になる。どうしてそこまでやるんですかってことなんですけど、これは東京都として14の都立病院がある。8つの都立病院、6つの公社病院。こういったところに1年間、東京都として予算の中から400億円使ってる。これを極力減らしたいと思ってる。けど、これね。400億円っていうのは、東京都の1年間の予算の中の0.5%に過ぎないんですよ。この0.5%の予算を使って、東京都民の皆さんに対して東京都として医療には責任を持ちますという体制なんです。これをなし崩しにするようなことはやっちゃいけない。東京都は広いですよ。島もある山もある、非常に広い。この自治体に対して東京都として皆さんに、14の病院で責任を負います、ということをやってくれている。このシステムは継続しなきゃいけない、そう思ってます。やらせてください。

時間が無くなってきたんで、あと2つだけ。第2波が来たときに、どうするかってことです。第2波が来たときに、中小零細、個人事業主、フリーランス。こういった方々は自転車操業ですよね。目の前のキャッシュ、絶対、必要なんですよ。ちょっとでも詰まったら終わり、そういうような人たちがいます。なぜこういう方々を守らなきゃいけないのか? 日本国内にある企業のうちの98%、中小零細ですよ。そこで雇用されている人たち、6割から7割。これを考えるならば、東京、ここに存在している中小零細、守らなきゃダメなんですね。ここに対して当然、先ほど言った2月〜6月までの損失を補填する。これはもちろんのこと、第2波が来たときにはまず、問答無用で100万円もらっていただきたいんです。問答無用で100万円。とにかく自転車操業をやってるってとこに対して、まず100万で繋いでくれっていうことをやりたい。これ東京都内には41万9000事業者ある。これ100万ずつ配ったら4200億円くらい。これ1回、そういう話にはならない。状況を見てもう1回。状況を見てもう1回できるくらいのレベルですね、総額で15兆ですから。とにかく家賃の足しに、とにかく人件費の足しにってことで、そういうお金を出していきたい。

で、これは、申し込みは簡単、審査は後回しにしたいんです。その審査を待ってる間に、1カ月待ってる間に、1カ月半待ってる間にどんどん倒れていきますよ。そういうことにしちゃいけない。自転車(操業)なんだ、キャッシュが必要なんだっていうところに対して、そういうことをやっていきたい。おそらく私が言っている、いろんな話の中で、現金給付いくつかあります。最初の10万円、そして第2波が来たときも10万円、そのつもりです。で、他にもこの「まずはサッサと100万円」事業者に対してってことなんですけど。現金給付を大胆にっていうのは、おそらくこれくらいまでしか出来ないのかなと思ってます。

じゃあ、何をするのかってことなんですけど、こっからは、やはり貸し付けみたいな形になっていくかもしれません。その際にも、とにかく緩く。とにかく緩く。無利子、無担保、繰延なし繰延あり。なしはあかん、ありです。すいません。そういう形でやっていくと。なんとか繋いでくださいってことを全力でやっていけるようにしていきたい。

で、最後にこれ「ステイホーム」。そう言われても、社会は動きを止めたかのように見えても、絶対的に動き続けなきゃいけない仕事ってあるんですよね。医療従事者とか。お医者さんだけじゃなくて、看護師さん、准看護師さん、助産師さん、薬剤師さん。他にも介護職。他にも保育職。タクシー運転手さん、駅員さん。他にも、道路貨物輸送、宅急便の人とか。あと小売り。スーパーの店員さん、コンビニの店員さん。この方々は、もしもあなたがずっと家に居続けられるっていう立場であったとしても、その方々は社会を最低限動かすために、仕事をし続けなきゃいけない。第2波が来て、緩めのロックダウン、ステイホームが、またしても来たときには私はそういう方々に対して危険手当を出していきたいんです。危険手当。いくらくらいか? その人のもらってる給料とは別に、1日当たり2万4000円出したい。1カ月間のロックダウン的なことが行われたとして、かかる費用いくらくらいか? 3600億くらい。

「どうしてそこまでするんですか? 山本さん」。これはやらなきゃいけないと思ってます。なぜならば、これ、イギリスの数字で出てきてるんです。イギリスの国家統計局。そこの調べによると、10万人あたりの男性、コロナウイルスに感染した死亡率みたいなものが出てきた。平均で何人くらいか? 9.9人。10万人あたり男性、平均で9.9人。この平均を上回る職業というものも発表された。平均の死亡率を上回るリスクを持つのは、小売り。スーパーの店員さんとかですよね、平均死亡率の2倍、リスクがある。他にも介護職、平均死亡率の3.2倍。他にもタクシー運転手、平均死亡率の3.7倍。これイギリスの国家統計局の調べです。それを考えるならば、できる限り外に出たくない、人と会いたくないという時に、そうは言っても社会を最低限動かすために仕事をしなきゃならない人たち。この人たちに対しては、リスクを承知の上でお仕事をしてくださっています、対面で。この方々に対して、私は、しっかりとそういった手当を付けるべきだと。じゃあ、その1日当たりの危険手当2万4000円の根拠は何だって話なんですけれども、その根拠は自衛隊です。自衛隊が海外派遣されます。そのときに出る手当。プラスその海外において、駆け付け警護。要は修羅場に駆り出される、そういうときに出る手当。合わせて2万4000円。目に見えない弾丸、ウイルスが飛び交う可能性がある中で仕事をしてくださっている方々には、これはやらなきゃいけない。1カ月限定と考えても、費用的には3600億円。これは、私は出さなきゃいけないものだと思ってます。国がやらない、だったら東京都としてやるしかない。当然のことと思います。東京都民を守る、東京都のお仕事をしてくださっている方を守る、これはトップの役割です。そう思っています。力を貸してください。

東京都知事に立候補、れいわ新選組公認の山本太郎、山本太郎と申します。ここでは語りきれなかったことがあります。お話しきれなかったこと。山本太郎、1から10まで金のことしか言わなかった、そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。あの、基本的にはいろんなやりたいことに対して、すべてお金が必要になるんですよ。あれもやります、これもやりますっていう話だけじゃ、これ、話になんないっすよね。そこに対してどういう風にお金を引っ張ってきて、何に使うか?っていうところまでが、セットじゃなきゃ意味がないんですよ。

今、100年に一度の危機といわれている中で、元々ある予算を右から左に移し変えるとか、こっちの無駄を削って、こっちに使おうっていうような対応では乗り切れない。そんな局面です。ならば東京都は他の自治体とは違って財政が一番、健全。総務省いわく、20兆円以上の資金は調達でき、そして国からの介入も必要なく、そして健全にそれも市中で消化されます。というようなことであるならば山本太郎としては、じゃあ上限は15兆、総額で必要なときに必要なだけお金を出せるっていうような状況にしながら2月〜6月の損害、コロナによる損害を底上げ、そして第2波に備えて一緒に乗り越えていこうっていうことを東京都としてやりたい。私にやらせていただきたい。力を貸していただけませんか? 

東京都知事に立候補、山本太郎、山本太郎と申します。よろしくお願い致します。ありがとうございました。山本太郎、そこまで言うならちょっとくらい力貸してやろうかな、そう思ってくださった心優しき方々にお願いがあります。今、私が手元に持っております茶色い封筒、この茶色い封筒の中には、はがきが入ってます。公選はがきといいます。これ公職選挙法上、許された選挙ツール。今回、立候補した人たちは、皆さん使えることになっております。一体何かと申しますと、このはがきの表側には、私と皆さんへの約束、私から皆さんへの約束。そして裏側をめくりますと、お名前、お名前、ご住所、電話番号、そして一言メッセージを書く欄がすべて空欄になっております。ここにあなたのお友達、ご家族、ご親戚、そういった方々のお名前、ご住所、電話番号、そしてあなたからのメッセージを添えて、これを直接ポスト投函するのではなく、一度封筒に戻した上で、ポスト投函していただけませんか? どういうことか? 記入はしたよ、切手貼ったんだ、そしてポストに投函したっていうことになると、このはがきは無効になってしまいます。無効になります。なので、これはルールなんですね。一度、封筒に戻していただいて、封筒で投函をしていただくという形になります。すいません、ややこしくて。で、これが一体どういう力を持つかといいますと、あなたがもしも山本に1票いただけるっていうのは非常にありがたい話、光栄です。ありがとうございます。けれども、その1票だけでは勝てない。無茶苦茶高い山なんです。百合子山(やま)。この百合子山、百合子山(さん)を超えるためには、あなたの一票を横に拡げていただく、これが重要なんです。1票を2票に、3票に5票に10票にしていただければ、あなたが拡げれば拡げるほど、山本太郎が知事になる確率が高まっていきます。

なりたいんです。やらせていただきたいんです。まだ未だに投票する先、決めてない人たち、新聞では2割から3割いるといわれている。ってことは200万を超える方々、300万を超える方々が行き先を決めていない。こっからやれるんですよ、一気に。あなたが1票から横に拡げるということで、山本太郎知事を誕生させることができます。お力を貸してもらえませんか? この公選はがきが入った封筒、茶色い封筒を後ほど、山本が直接そちら、山本から見れば右側、そちらにある机のほうでお渡ししたいと思います。あ、もうもらっちゃったよって方の中で、じゃもうひとつもらってやってもいいか、そう思われる方はぜひそちらのほうまで。まだ受け取りになられていない方も、どうぞ後ほどそちらのほうで山本から直接受け取ってください。ありがとうございます。

そしてですね、ありがとうございます。チラシができたんですね。このチラシ、確認団体チラシといいます。これは政治活動として使える、そういうチラシなんです。で、これを帰りしなにお持ち帰りいただいて、自分の家の近所だったらポスティングできるよとか、自分の駅前だったら配れるよっていう都民、もしくは東京都内をウロウロされる方がいらっしゃいましたら、ぜひ帰りしなにお持ち帰りいただきたい、そういう話なんですね。このチラシ含めまして、そちらの机のほうでお渡ししております。ありがとうございます。で、このチラシを渡すときに注意事項があります。山本太郎に1票をお願いします、みたいなこと言うとアウトになります。投票の依頼っていうことはこのチラシではできません、なのでご注意ください。よろしくお願い致します。

そしてもうひとつ、ありがとうございます。元々、放送禁止物体と呼ばれていた山本太郎、そりゃそうです。経団連ロクでもないみたいなことを言っちゃいますんで、そういうことでなかなかテレビに映してもらえないという存在でした。この選挙戦においてもですね、なかなか小池さんもテレビ討論とかには出てこないので、それが成立しない状態です。じゃあ、この都知事選挙に山本が出てるっていうことを知らない人に知ってもらうためには何が必要かっつったら、こういったSNSなどでの活動も必要になってくるだろうということです。山本太郎のWEBページを見ていただきますと、「Twitterで埋めつくせ!!」と書かれたバナーがございます。なので、ここをクリックしていただきますと、その趣旨が書かれております。Twitterでトレンド入りを目指すってことですね。あの、それ山本太郎っていうキーワードだったり、その山本太郎に関連するキーワードがつぶやかれればつぶやかれるほど、その順位が上がってって、何も気にしてなかった人の目に、このTwitterのトレンドに上がった山本太郎とか、それに関連することが目に入るっていうことなんですね。

すいません、お金をかけずにできること、そういうことでございます。ぜひお力を貸してください。これまで届かなかった人たちに山本太郎をお届けする方法でございます。ありがとうございます。長々としゃべりましたけれども、今、私が言ったようなこと、覚えきれない、当然です。山本太郎のWEBページからご覧いただけます。政策についても、ここで語りきれなかったこと、いっぱいございますので、ぜひそちらの方でご確認をいただければと、そのように思っております。

で、先ほどお渡ししたはがき、非常に申し訳ないんですけれども、はがき2日、1日、うわ、すいません。先ほどお渡ししたはがきなんですけれども、もう締め切りが近づいておりました。1日、すいません、無理言って。1日でなんとか書いていただければ助かります。ポスト投函まで1日、残された時間1日でございます。申し訳ありません、いろんなお願いしまして。そして、ボランティアでもご参加していただけます。このように私がマイクを握るまでの間にセッティングを手伝ってくださる方、チラシを配ってくださる方、皆さんボランティアでございます。その皆さんの存在なしには、山本太郎ここでマイクを握れておりません。どこか、どっか空いた時間を手伝ってもいいよ、そういう方いらっしゃいましたら、ぜひボランティア登録のほうをしていただきたいんです。そうすれば、あなたが空いている時間と、ちょうどマッチングできる時が見つかるかもしれません。今日はどこどこでやりますっていうようなことを、迷惑にならない程度にお送りさせていただきます。

直接何か行けるところないのか?っていう話なんですけども、こんな暑い日には屋内でボランティア作業を手伝っていただけます。一番必要なのが、電話かけ。電話かけでございます。これが不足しております。涼しい部屋で電話かけ、そういうボランティアもございます。他にも数々、ご用意しておりますので、原始的な作業もございます。なので、何かしらあなたにマッチしたものが、ボランティア作業としてできるようになっております。市ヶ谷駅から2分。TKPカンファレンスセンター3階、そこにボランティアセンターがございます。そんなこと一気に言われたってわかんない、そういう方は山本太郎のWEBページをご覧ください。

他にもですね、あ、すいません、写真、遠慮気味に撮ってた方がいらっしゃったんですけど、堂々と撮ってくださいね。山本太郎、肖像権、特にございませんので。皆さんのご自由な角度から、たとえ半目になっていても、口がなんかだらしなく開いているような写真であったとしても、インターネット上にアップしていただいて結構です。山本太郎、自由が丘の駅前でなんか「検査数を増やす」っつってた。「東京都で1日20万、検査する」っつってたよ、みたいなことでも結構ですし、なんか山本太郎汗かいて、すごい汗かいて、なんか臭そうだった。そんなことでも結構です。別に山本太郎にプラスになることを皆さんにお願いするわけじゃなくて、政治の垣根っていうのを皆さんのそういった発信で下げていっていただきたいと、そのように思います。よろしくお願い致します。

で、皆さんの中でこのコロナ禍、結構しんどい思いをされている方々がいらっしゃると思います。なので、ご無理はしていただきたくないんですけれども、もしも皆さんの中でワンコインくらいだったらカンパしてやってもいいよ、山本に、とかですね、千円くらいだったらできるかなとか、いろんな方、そういうお優しい方がいらっしゃいましたら、ぜひそちらのほうでも受け付けております。昔、自民党の議員さんに国会議員時代、だいたい都知事選挙っていうのは3億くらいかけてやるもんなんだぞって自民党の先生から教えてもらったことがあります。今から考えればその3億円というのはおそらく、そのうちの半分くらいの1億5千万くらいは20万30万配るためのお金だったのかなとか、広島の件で思ったりもするんですけれども。はい。でも、それはわかりません。その真意はですね、はい。けれども、それくらいの規模でやるくらいの大きな選挙なんだっていう話を聞きました。私たちはそれくらいのお金を集めるということは今回はできません。なので、皆さんから気持ちだったらできるよって方々の積み重ねで、今回の選挙、最大限やっていきたい、そのように思っております。

今、言いました、公選はがき、ボランティアの登録、そしてできる方、無理のない範囲でカンパをしていただけるっていう方はですね、あちらの机のほうで。そしてこの後、山本、皆さんからご注文がありましたら、目線を差し上げながらの写真を撮る時間を短く取りまして、その後、公選はがき、そちらのほうで直接山本がお渡しするということ。えっそうなんですか。ありがとうございます。先ほどのスピーチいただきました元滋賀県知事、そして現在は参議院議員の嘉田議員もですね、一緒に立っていただけるということです。恐れ入ります、本当に。ありがとうございます。光栄です。

というわけで、東京都知事立候補者の山本太郎、社会は変えられる、そう思ってんです。そんなに難しい話じゃないんですよ。だって50%くらいの人、票捨ててるでしょ? 世の中コントロールしようと思ったら全有権者の3割くらいでコントロールできる権利、握れるんです。それが今の安倍政権なんです。それを考えるならば、その票を捨てる5割の人たちと、もっと世の中底上げしていこうよ、皆んなに光当てていこうよっていう共通のゆるい繋がりをつくっていけば、これ一気に、これ主導権握れるようになるんですね。政治はパワーゲームなんです。そのパワーゲームの中で50%が票を捨てるっていうのは、非常にもったいない。そしてまわりまわって首が絞まってしまうっていう状況になる。私は世の中変えられるって思ってる。その50%と繋がっていくことによって。それ以外の人とも繋がっていくことによって。本当に生きててよかったっていう社会をつくれる、そう思ってます。それを東京から始めたいと思ってます。東京は首都。この東京が先頭に立って全国と一緒に、永田町揺らしていきましょうよ。東京を変える、そして日本を変える。それは首都東京の役割だと私は思っています。力を貸してください。その先頭に立たせてください。山本太郎と申します。私を都知事にしてください。ありがとうございます。ありがとうございます。

そしてですね、山本太郎の後方、右後方、皆さんから見たら左手になるかもしれません。献血、そちらのほうでやっております。選挙中ということで快くこの演説することを許してくださいました。お時間ございます方、そしてお気持ちある方、ぜひ献血のほうにご協力をよろしくお願い致します。ありがとうございました。


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