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【文字起こし全文】山本太郎(れいわ新選組公認) 東京都知事候補 街頭演説 2020年6月30日 石神井公園駅中央口
山本太郎:
大きな音を立てて申し訳ございません。マイクを握っている私は、山本太郎と申します。石神井公園駅周辺ご通行中の皆さん、大きな音を立てて申し訳ございません。れいわ新選組、れいわ新選組の代表の山本太郎が、なぜ今日ここでマイクを握るのか? それはもうすでに始まっています、都知事選挙。東京都のトップを決める選挙、ここに山本太郎が立候補をしています。ぜひあなたに選んでいただきたい、そういう思いでマイクを握らせていただきます。石神井公園周辺ご通行中の皆さん、どうぞお時間がありましたら1分でも結構です。耳を傾けていただきたいと思います。よろしくお願いします。
れいわ新選組。なんだ、その変な名前は? よく言われます。国政政党でございます。2013年に国会に送っていただいた山本太郎、参議院で6年間仕事をしていました。そのキャリアの途中、小沢一郎さんと共に仕事をしてきました。しかし昨年の春、1人で旗揚げをしたんです。あまりにも緊張感のない国会の中で、緊張感を生み出す勢力を作り出したい、その様な気持ちから1人で旗揚げ。そしてその先には、20年以上のデフレの中に苦しむこの国に生きる多くの人々、これを積極財政でなんとか変えていきたい、そういう思いで旗揚げをしました。そして昨年の夏、参議院選挙で2議席を獲得。一方でその選挙で山本太郎は落選をしてしまいました。99万票、皆さんからいただきましたが落選してしまいました。その後、山本は次行われる衆議院選挙に向けて準備をしていました。今年の秋? 冬? 来年? いつかわからないが、必ず行われる衆議院選挙の準備をしていました。しかし私の中に大きな心の変化が生まれました。それは何だったのか?
衆議院選挙の前に行われる、今、行われているこの東京都知事選挙に山本太郎がなぜ出ようと思ったか?ということを短めに説明致します。なぜ都知事選挙に出なければならないのか? 一番の原因はコロナウイルス。コロナウイルスの感染症の拡大です。それによって今年の2月から6月までの間、多くの方々が経済的におそらく打撃を与えられた。大きな損失をこうむったという方いらっしゃると思います。このコロナウイルスによって何が失われたか? 一番は消費が失われました。誰かの消費が誰かの所得になる、当たり前の経済循環が大きく損なわれることによって、多くの人々が収入を減らした。そればかりかシフトを減らされたり、仕事をできなくなったり、そのもの首を切られてしまったり、いろんな方々が影響を受けたってことですね。
3月の末から6月までの間、山本太郎、今、どういう状況になっているのかということを自分の中で知るために街に出ました。大きなターミナル駅、地下街、商店街。その中で一番大きな変化、これまでと違う何かに気付いた。それは何か? 昨日、今日、ホームレス状態になってしまった、そういう方々が行き場をなくして佇んでいるっていう光景をたくさん見かけました。20代、30代、40代、50代、果ては80歳台まで。今までこんな景色、あまり見なかったんですね。で、私、参議院時代は6年間、生活困窮に関わることにも取り組んできました。なので直接話しかけるんです。
「あの、すいません」。私ってわかりませんよ。マスクして、眼鏡して、帽子被ってますから。「すいません、あのー、非常にプライベートなことお聞きして申し訳ないんですけれども、お泊まりは今夜どちらですか?」。声を掛ける。多くの方々が自分の居る場所、「ここだ」と言う。「非常に立ち入ったことを聞いて申し訳ないんですけど、これ、いつからここですか?」。人によっては3日前、人によっては昨日から、人によっては今日から。多くの方々が少しだけでも仕事が途絶えただけでも家賃滞納してしまうという中、生きてきた。けれどもここにコロナウイルスが、コロナウイルスの影響を決定的に受けて家賃は滞納、しばらくすれば家から出て行かなきゃなんない、こんな状況にされちゃったってことなんですね。
これ何を意味するか?ってことです。すべてコロナウイルスのせいなのか? 私はそうは思わない。これまでの政治の中で、非正規労働者を爆発的に増やした、全労働者の4割。つまりは1週間でも仕事が途絶えてしまえば、家賃は滞納してしまう可能性を生み出すような働き方。半年後、1年後、自分の未来さえも描けない。いつクビになってもおかしくないっていうような働き方を中心に、もちろん日雇い労働者もそう。
これはコロナウイルスが来る前から無茶苦茶、脆弱(ぜいじゃく)な社会に私たちは暮らしていたっていうことの、それを目の当たりにしたのがこのコロナの出来事だったんですよね。なんとか支援に繋がっていただこう、私の周りにもそういったことを支援する方々がいらっしゃいます。そのノウハウを教えてくださる。「すいません。支援に繋がっていただければホテル入っていただけます。ビジネスホテル。そこから少し落ち着いていただいて、その先、アパートに移っていただいて、人生をもう一度、軌道修正できます」そういう話しかけ方をしていくんですよ。20代にも30代にも80代にも。皆さんおっしゃるのが、「自分そんなことしてもらっていいのか?」っていうそういうリアクションなんです。何か? 自分みたいな人間が困ったときに誰かに手を差し伸べられる存在だとは思ってないってことなんですよ。当然、手を差し伸べるでしょう。そのために税金払ってるし、そのために行政があって、そのために国があるんだろうって。そんな前提、全部吹っ飛んでるんです。
なぜか? 小泉・竹中くらいから始まった、自己責任。この空気が社会に完全に蔓延しちゃってんですよ。コロナウイルスによって、誰のせいでもない、コロナウイルスによって仕事を失い、家賃を払えなくなって、結局は路上に出た。貯金を失った自分が悪い、仕事を失った自分が悪い、住む家を失った自分が悪い、全部自分のせいだと思い込んでるんですよ。「支援に繋がってください」お願いをしても、その話に乗ってくれない人もいる。80歳男性、83歳男性「所持金3万ある。まだ大丈夫だ」って言うんです。大丈夫なわけないじゃないですか。「いや、もうちょっとしたら仕事も戻るだろう」戻りませんよ。若い人でも仕事できないんだから。「なんとか支援に繋がってください」ってお願いしたけど、断られた。「ありがとう」って。で、そのまま別れて家帰ったんですけども、そのことばっかり頭の中回るんですよ。83歳の人が駅で、3万円あるけどそれも時間の問題、仕事にも繋がれない。そして支援にも繋がる気がなかった。これ、この先どうなりますか?ってことですよ。餓死? 次の日もう1回行ったんですよ。もういないんですよ。そんなことに毎日毎日、時間があるときはそういう人に、いるんじゃないかと思って会いに行く。
20歳、所持金数百円。生活保護に繋がろうとしたけど窓口で追い返された。「あなた若いでしょう。まだ働けるはず」これ違法ですよ。数百円しか持ってないのに路上に住んでて、どうやって、どうやって生きるんですか? これ。無理ですよ。もしも自分に何かが起こったときに、最終的には救ってくれるであろう、そんなセーフティーネットさえも簡単に切られるんですよ。それがこの国なんですよ。自分に何ができるか?って考えたときに、次の秋とか冬とか、その来年の衆議院選挙に出ますから、皆さんもうちょっと耐えててください、なんてよう言わない。無理。
今、目の前に都知事選挙っていうチャンスがあるんだったら、それで掴んで底上げしたいですよ。東京都、どれだけ力でかいんですか? 年間のGDP107兆円ですよ。日本のGDPの2割ですよ。ひとつの東京という都市が、メキシコとかトルコとかと並ぶんですよ。それだけの大きな力を持っていれば、誰も失業させない、どの会社も倒さない、飢えさせないってこと本気になりゃできますよ。国がやらないにしても、東京都でできる。じゃあやらせてくださいよ。だから、立候補したんですよ。
れいわ新選組公認で東京都知事に立候補した山本太郎です。今の話を聞いて「あ、山本さんそうですか。困った人たちを助けたいわけね。私は関係ないです」そう思われた方もいらっしゃるかもしれない。自分はコロナでも、財産を減らすことなく問題なかった。第2波にも耐えられる。そういう方はいらっしゃると思います。でもよくよく考えていただきたいんですよ。今、自分が大丈夫だとしても、どれだけお金を持ってたとしても、あなたやあなたの周辺だけで社会は回ってるわけじゃないんですよ。多くの人々と一緒に社会は回っていってるんです。その社会において、たくさんの人たちが生活困窮に陥るような状況。これが広がっていってしまえば、当然、あなた、このコロナの影響を受けなかったあなたにも、そのうちその影響及びますよ。社会は全体で動いてるんです。勝ち組だけが勝ち抜けるわけじゃない。いつかあなたのところにもこのマイナスな部分は響くはずなんです。
それを考えるならば、多くの人々が困らないように底上げをしていく。例えば災害のとき、例えば大不況が来そうなとき、例えば今回のような感染症の拡大、こういうときには本来ならば国が責任を持って通貨発行権。お金を作り出す能力を最大限発揮して、会社が倒れそう、じゃあ倒さないために資金提供。会社が倒れそうだから首を切る、首を切らせないように資金提供。底上げをどんどんしていくってことをやるのが本当の経済政策なんですよ。でもそれさえもやろうとしない、国は。
それに対してじゃあ、東京都として本気を出してそこに取り組むようなことをしなきゃ。2月〜6月までのコロナの経済的損失、ここにおいて皆さんもう体力回復されましたかね? 今、経済活動が戻ったかのように見えるけれども、これまだ5割6割程度しか戻ってないっていうとこ、話、結構聞きます。その5割6割程度の2月から6月までね、散々落ち込んで、そして今、5割程度しか戻ってないっていうところに第2波が来たらどうなりますか? 次は耐えられますか? ここを耐えられるようにまず東京都、国がやらないなら東京都として、2月〜6月のあなたの損失を補填し、体力を回復してもらうってことがまず必要。体力を回復してもらわないことには、第2波は乗り越えられませんよ。皆さんの体力を回復していただくために最大限、東京都としてやれることをやる。そして第2波を一緒に乗り越えていこう。そのための準備を精いっぱいやりたい。そういう思いで立候補しています。
じゃあ、山本太郎が都知事になったら、都知事になったら何をするのか? そのことに関しまして具体的にこの後、山本がお話をしていきます。その前に本日はゲストスピーカーの方が来てくださいました。45歳、私と同い年。ロスジェネの方です。ロストジェネレーション、福祉関係のお仕事をされてる方です。よろしくお願い致します。ありがとうございます。
ゲストスピーカー:
私は毎日必死に生きる庶民です。山本太郎さんとはロストジェネレーション世代。日本語訳で「失われた世代」で繋がっています。ロスジェネ世代に生まれて、毎日毎日悔しい、みじめだ、なんのために頑張っているのか、なんのためにこの国で生きてるのか。小学校の頃、良い大学卒業したら良い会社就職できるとお経を唱えるように言われ続けました。大人になったら会社就職し、家買って、車買って、温かい家庭築くもんだと思ってました。実家、お金なかったので、新聞販売店からお金借りて大学行きました。朝刊、夕刊、集金、営業、古紙回収と日々激務でしたが、希望があったので頑張れました。大学4年、就職活動するにも交通費にお金かかり、仕事の合間に時間やりくりしながら面接臨みましたが、経験者じゃないと、3年以上経験者が欲しいとか、新卒対象とした求人とは思えないものでした。貴重な若い尊い時間を犠牲にしたのはなんだったのか? 国家に騙されたと激しく怒り、悔しさ、悲しさでどうにかなりそうになりました。そのまま失望し、うつ状態になりました。
当時の総理大臣、小泉さんの自己責任とか、ぶっ壊すとか、心地よい言葉、響きに希望と夢を持ってたので、失望はさらに大きかったです。少し上の世代は「なに遊んでるの? 頑張れ」とおっしゃいますが、もう十二分に頑張ってるよと叫びたい。生まれた時代を間違えただけで一生が決まってしまうんだなと感じました。今頃になって氷河期世代、取り上げられるようになりましたが、怒りしかありません。今やっても無念のうちに亡くなった友は生き返りません。好きな人と結婚して子ども欲しいといってた同級生の女性は、もう40半ばです。もう時は戻りません。時間が経てば許せるようになるかと思ったら、これは絶対に許せません。聞いてくださりありがとうございます。
最後に一言。今回、たくさんの東京都知事立候補者がいらっしゃいますが、私は原点に戻ることにしました。政治家とは国民に寄り添い、国民の声を届ける代弁者のはずです。ですが現実はどうでしょうか? 選挙の期間だけは良い顔し、その後は思いやりなく豹変してしまう政治屋さんばっかりですよね?
(拍手)
最近、コロナで対応で相談されることが多いです。内容は「ねえ、テレビで知ろうとしてるけど、アラートって何?」「オーバーシュートって何だろうか?」。40代の男性と70代女性2人から不安げな表情で質問がありました。私も理解できなかったのでネットや辞書で調べました。私は舐められるのは、もうずっと舐められっぱなしだっていいんですが、母親くらいの年代の方、舐められるのはとても許せません。悲しくなりました。国民、都民に寄り添い、庶民の視点になって悲しい、悔しいなどの声を代弁し、言いづらいことも、その表情を汲み取り発信してくれる方。難しいこともわかりやすく伝えてくれる。選挙期間もその後も変わらない熱量、維持できる政治家、いないだろうなと思いましたが、いらっしゃいました。私は山本太郎さんを全力で応援します。聞いてくださり、ありがとうございました。
(拍手)
山本太郎:
ありがとうございます。応援のメッセージまでいただきました。マイクを替わります。れいわ新選組公認で東京都知事に立候補、山本太郎と申します。コロナが来る前から大変な状況だった。これは数字から見ても明らかです。例えばですけど、コロナが来る前からこの日本には、子どもたちの貧困、約7人に1人。一人暮らしの女性20歳から64歳まで、3人に1人。先進国っていえる状況じゃありませんよね? 一人暮らししている単身世帯。この単身世帯の20代、貯蓄ゼロ60%を超える。20代ですよ。30代、40代、50代、40%超える。これが日本の現実でした。そこにコロナウイルス来たらこれ、一気に倒れていきますよね。そりゃそうです。路上に出るしかなかった人たちが増えていくのも当たり前の話。
でも実際にこういう状況になるんだったら、国が当然、底上げをしていかなきゃなんない。何があってもあなたの住まいは失うことありませんよ、何があってもあなたは仕事は失わない、収入を失うことがありません。本来ならば国がそれを約束してくれるならば皆さん歓迎しますよね? それ、本当はできたんです。どういうことか? コロナウイルスを自然災害。コロナウイルスを災害として指定できれば、これあなたの住まいは失わなくて済む。そして、あなたの職業も仕事も収入も失わないで済むっていう手当が受けられるんですね。
どういうことか? これ、例えばですけれども、もう収入が途絶えそう、もしくは収入が減ってしまった、それによって先々これ家賃が滞納してしまう恐れがある。もしくはもうすでに滞納している、もしくはもうすでに家を失ってしまった、こういう方々に対して家賃を払ったり、もしくは住居を提供することができるんですね。災害救助法四条。これをコロナウイルスに転用すれば、そのようなみなし仮設住宅ということが可能になる。コロナでどんな状況になろうとも、あなたは家を失うことないよってことを国が約束するものです。他にもある。あなたが仕事を失わず、収入を失わないってことも、コロナが災害指定されているならばできることなんです。どういうことか? 激甚災害。激甚災害とこのコロナを当てはめるならば、これ、雇用保険法の特例。会社働いている人、雇用関係。この関係を断たなくても、失業したとみなして給付を受けられる。コロナでどんな状況になったとしても、あなたは仕事を失わないし、収入も失わない。それだけじゃなく、家も失わないっていう最低限のセーフティネットを国が守ることできるんです。これ、コロナを災害であると認めるだけで。そんなこと可能なのか?って。可能なんですよ。
災害の定義。災害とはなんぞや?ってことは、災害対策基本法の二条に書かれている。どんなものが入っているか? 地震、津波、豪雪、豪雨。他にも噴火。他にも竜巻。いろんなことが書かれている。でも、これだけとは限りませんよね。どこかのタイミングで新しい災害生まれるかもしれない。だからその余地は残されてる。災害として新たにそれを仲間に加えるためにはこれ、内閣、内閣のお仲間が「じゃあ、これを災害と認めようじゃないか」ってことを、それをやれば、コロナウイルスだって災害指定されるんです。でも国はそれしないんです。しかもその先ほど言った災害対策基本法二条の中には、竜巻だ、噴火だって書かれてる途中にこう書かれている。他にも「異常な自然現象」と書かれている。これに対してどうして認めないの? だって災害対策基本法の二条、この災害に当てはまるものとして他、何考えられてるかっつったら、電車の脱線事故、飛行機の墜落事故、船の沈没事故、こういうものまで含まれるって話なんですよ。だとするならばコロナウイルス、災害に指定されないはずないでしょう? これを判断するのは誰か?っつったら、これ、政治的な判断以外ないんですよ。でも国はその政治的判断を行わなかったために、たくさんの人たちが家を失うばかりでなく、東京でいうところのロイヤルリムジン、タクシー会社の方々、600人一斉に解雇された。災害に指定されていれば国が責任を持って解雇されることはなかったのに。こういう話なんです。
一方で東京都知事はどうしていたか? 小池さん。小池さんがこのコロナ禍の間に、国に対して「コロナを災害と指定しろ」ということを要求したか? これ国会図書館っていうところに調べてもらった。結果どうだったか? 「そのような情報ございませんでした」って話になった。おかしくないですか? これ。東京都民守るんですよ? 皆んなの生活を。大丈夫な人も大丈夫でない人も全部ひっくるめて、この先、大丈夫じゃなくなったときのためにも、しっかりと「このコロナウイルスは災害指定にすべきだ」ってことは国にしっかりと激しく求めなければならない場面で、あの方はそれさえしなかった。冷たくないですか? あまりにも冷たいって思うんですよ。あまりにも愛がないじゃないですか? 東京都民に対して。1400万の東京都民に対して、「何かあったときにも任せておけ。あなたの住まいと仕事は失わせない。そのためには国にも当然、ものを言わしていただく」そういう姿勢でなきゃ、どうやって都民の未来守るんですか?
(拍手)
テレビに朝から晩まで出続けたあの方。朝から晩までどのチャンネルも小池さん。出てくるたびに、「ディスタンス」「ソーシャルディスタンスでございます」「密でございます」。いや、それわかってるんですよ、皆さん。それも大事かもしれないけれども、「皆さんに知っていただきたい。国がコロナを災害と認めた場合には、あなたは家を失いませんよ。なぜならば、もしもあなたがコロナウイルスで仕事を失ったとしても、コロナが災害指定されていれば、これこれこういうことであなたは給付を受けられる。だから国は災害指定すべきなんだ」ってことを朝から晩までテレビで言い続けたら、これ全国の人たちが知るところになりますよ。
1%のテレビの視聴率、100万人が見る。朝から晩までテレビに出続けてそのことを言い続ければ、これ国は動かざるを得ませんね、皆んなの中で「どうして災害指定しないんだよ」っていう、そういう機運が盛り上がっていくわけですよ。それさえもしなかった。それさえもせずに「密です」。それでは都民は守れない。都民に対する愛情がなさ過ぎるじゃないですか? あなたを慮(おもんばか)る、その気持ち。都政に足りないのは愛だ、と私は思うんです。いかがでしょう?
山本太郎が都知事になったら何をするか? ここから話していきたいと思います。当然、国に対してはコロナウイルスを災害指定するように求めます。当たり前です。全国のトップの人たちと繋がり、全国の住民の皆さんもそうです。一緒にやって欲しい、一緒に。一緒に国に対してそれをすべきだという声を皆んなで合わせていく。政治はそれで変わるんですよ。
まず、この後、第2波が来る。ひょっとしたら第3波もっていうときの中で、あなたがどんなことがあっても住まいを失わず、収入を失わないってことを皆んなで担保していきましょう。首都東京、そこが先頭に立って国を突き上げる。皆んなでやりたいんです。力貸してくれませんか?
そして、やらなきゃいけないことがある。何か? 国からお金を引っ張らなきゃなんない。これだけ多くの方々が苦しまれている。商店街いろいろ回っても、「2割落ちた。売上2割減で、もうやめなきゃいけない状況だよ」と。「国からの給付金、5割落ちなきゃ出ないんでしょ? 100万円ぽっち。5割落ちた時点で、もう終了ですよ」という話をたくさん聞いた。他にも路上に出ている方々。そういう方々の話も聞いた。けれども、国がこの状況をなんとか改善しようとしているか? 雇用を守り抜くと言いながら、災害指定にもせず、倒れる会社は倒れるに任せ、そのような状況がずっと続いている。皆さんのお手元に届いたか届いてないかはわからないが、2枚のマスクと10万円のみ。これでどうやって乗り越えるんですか? 無理ですよ。
国が本来やるべきは、先ほどから言ってる通り、通貨発行権。国はお金刷れるんですよ。どの会社も倒さないようなことをやらなきゃいけない。なぜならば会社が倒れる、つまりは失業者が生まれる。失業者が大量に生まれるような世の中は不安定になっていきますよ。今でも犯罪、ネットのニュースとか新聞とかでもご覧になってる方いらっしゃるかもしれない。コロナで仕事なくなって、お腹すいた。それで盗みに入ったとか。不動産の物件見に行くふりして女性を襲い、お金を奪い、車盗んだ。「どうしてですか?」「いや、コロナで仕事がなくなって困っていました」。21歳女性。特殊詐欺の受け子。「どうしてそんなことやったんだ」「コロナで仕事を失い、困っていました」。
当然、生きるためには、収入の目途が立たないんだったら、盗むしかないですよ。やっちゃいけないですよ。でもそういう状況まで国が追い込んでしまうような、放置し続けるようなことがあれば、その後、もう一度この国を立て直すのにどれだけの時間かかりますか? どれだけの社会的コストを皆んなが支払わなきゃいけませんか? それを考えたとするならば、会社が倒れる前に資金を投入。なんとか解雇させないようにしていく。災害の指定もそうです。やれることを最大限にやらなきゃ、その後が大変なことになってしまいます。
まず、山本太郎が都知事になったら何をやるか? 国に対して大胆な財政出動を全国に行うことはもちろんのこと、コロナウイルスを災害と指定することを強く激しく求めることはお約束します。ただ、これだけでは絵に描いた餅です。東京都として何ができるのか? 山本として何をしていくのかってことを今からお話していきます。やるべきことは何か? 2月から6月までの皆さんの経済的損失。コロナウイルスによってあなたが被った、あなたが影響を受けた経済的損失を底上げしていく必要がある。ここで体力を回復し、第2波に皆んなで備えるという道筋が必要。だって体力回復しないまま第2波を迎えたときには、そのときには多くの人たちが倒れますよ、これ。企業も倒れる。当たり前の話です。だからこれは絶対的に必要。本来ならば国がやるべき。でもそれをやらないから、東京都としてやらせていただく。それだけの話です。
じゃあ、その原資となるものはどこから調達するのか? 国からの財の提供は本当にチョロチョロとしか出てこない。今年、補正予算2回組まれた。1回、2回。1回目の補正予算、全国に交付されるお金はどれくらいだったか? 1兆円。少ない。桁が違うってことです。足りない。この1兆円、全国で配分した。東京にはいくら来たか? 100兆円、あー、違う、ごめんなさい。100億円や。ごめんなさい。100兆円も来てたら、楽勝や。私が立候補する意味ない。100億円ですよ。それで何できる? 第2次補正、2兆円。これも桁が少ない。東京に来たのはいくらか? 来るのはいくらか? 460億円程度。これでは2月〜6月の損失を補填し、第2波に備えるってことにはあまりにも足りな過ぎるってことなんですね。じゃあ、東京都としてどれくらいのお金持ってるんですかってことです。
まずは東京都、1年間の予算は7兆円超えるくらいの大きな都市なんですね。けど、これほとんど行き先決まってます。これを何かに付け替えて、右のものを左に持ってきてみたいな、無駄を省いてこっちに持ってきますってことをやったとしても知れてます、内容としては。他を見なきゃいけない。東京都には貯金、財政調整基金という東京都の貯金を含む基金というものがある。お金を積み上げてます。これ全部崩したとしたらいくらくらいになりますかっていう話なんですけど、3兆円程度かもしんない。でもこれ、全部崩せない。防災に関するもの、借金返しに使う減債基金、いろんなものが崩せないから、崩せるものだけ崩していくとどれくらいになるかっていったら数千億円程度。東京都の貯金はもうすでに、小池さんが95%使っちゃってんですよ。国に強烈に求めずに自分たちの貯金を食い崩した、そういう話なんです。
話、戻ります。じゃあ、この東京においてどのような方法でお金をつくるか? これがいちばんのメインテーマなんです。今までの予算を右から左じゃ間に合わない。そして自分たちが持ってるお金でも間に合わない。国からはチョロチョロしか出てこないんだったら、東京都として資金調達する以外ありません。方法は? 地方債。この方法以外考えられません。一番メインに大きな資金調達をこれで行っていく。じゃあ、いくらくらい調達できるんですか? 東京都は。東京都は非常に財政健全な団体なんです。全国ナンバーワン。東京都が本気になればいくらくらい調達できるのかという話に対して、「20兆円以上は大丈夫だ」という総務省の見解。なるほど、20兆円以上調達できるんだったら、それ使うべきですよ。ただ、20兆円以上を調達できるからといって丸々じゃあそれしますっていうことはまずい。だって、このコロナの影響によって税収も下がるはずです。いろんなことを鑑みたときに、さらに財政の健全性を担保するためには、20兆円以上ではなくて、総額で15兆円というレベルで私はやっていきます。総額15兆円。一度に調達するのではありません。必要なときに必要なだけ調達を繰り返していく。結果いくら使うかはわかりません。7兆円で済むかもしれない。10兆円かもしんない。でもMAXは、上限は15兆円まではいけるぞっていう話ですね。
話、戻ります。じゃあ山本太郎が都知事になったら総額15兆円のプランで何をやるのか? まずやらせていただきたいこと。10万円の給付をやらせていただきたいんです。10万円って国から出るやつでしょ。はい。10万円、国からもらったやつ、まだもらってない人も多いかもしんないけども、この10万円もう皆さん使い先、決まってますか? 何に使うか。私よく聞く話によるとこの10万円、社会保険料の支払いだったりいろんなものに消えていって手元に残らない。国から出た10万円は行政に消えていく。これ何の効果も生み出さないんです。何のマイナスもプラスにしないって話ですよ、これ。経済効果なし。
東京都として山本太郎が都知事になった場合にお配りする10万円にはルールを設けたいんです。10万円給付する代わりに、このルールは守っていただきたい。ルールは2つ。その10万円はすべて使ってくださいって話なんです。その10万円は使うときにはあなたの家の近所で使ってくださいって話なんです。誰かの消費、物を買うっていう行動は、誰かの所得に回りますから。あなた自身がその10万円で徹底的に、あのお気に入りの店、もうすぐ潰れそうだな、そういう店で食事をするとか、欲しいものを買うとか、必要なものを手に入れるってことを、あなたのご近所で徹底的にやっていただきたいんです。それによって当然、底上げされます。あなたの地元を救うのはあなたなんです。10万円の給付によって1400万都民が一斉にそれぞれ10万円を持ち、それを自分の地元で使っていくって行動すれば、弱っている個人商店も息を吹き返しますよ。そういう底上げをまずやらせていただきたい。総額で1.4兆円。これ、やらせてもらえませんか? やらせていただきたいんですよ。
本来ならば、これ、デジタル通貨とかでできるのが一番いいんです、デジタル通貨とかでね。そしたら全員使わなきゃいけない方向に行く。金持ちはそのまま別に困ってないから貯金したっていう話にしないためには、これ、お金に期限を設けられたりとか、1カ月たったら70%になって、みたいな。2カ月になったらもう20%しか残らないっつったらもう皆んな確実に使っていくじゃないですか。本来ならばこういうやり方をしたいんですけど、インフラの整備が整うかどうかわからないので、1回目、これをやるときには、現金での給付という形になっていくと思います。
先々、将来を考えれば、新たな現金給付が必要になるときを考えれば、こういうデジタル通貨、東京都内でやりとりされるデジタル通貨ってものも進めていかなきゃいけない。納税にも使える、そういう形にやっていけば、これ東京都オリジナルで通貨発行できるようになりますからね。国に頼ったりもしなくてもいいし、そういうようなことも進めていきたい、そう考えております。
話戻ります。約15兆円、総額15兆円のプランで何をやるか? まず最初にやるのは10万円の給付。他にもやらなきゃいけないことがある。授業料。授業料を1年間無料にしたいんですね。これ総額で7400億円。小学校、中学校、高校、大学、大学院、専門学校に至るまで、これ1年間無料にしたいんです。コロナによって家計に打撃があった。これ以上学業を続けさせるわけいかないから学校辞められるか? そういう話になっている学生さんもいます。他にも自分は奨学金借りてやってるけど、バイト週6でやってた。それでなんとか生活してたけど、バイトがちょっとアンバランスになってきて生活続けるの難しい。この先、おそらく第2波が来たりとか、いろんなトラブルがあるたびにそういうことに巻き込まれていきますよね。まず、この大変な期間、コロナの期間、とりあえずは1年間は授業料のことは気にしなくていいと。まず自分を、まず自分が安定することだけを考えてくれというようなアシストをしていきたいんですよね。学ぶ権利を担保したい。だって、コロナウイルスを拡げたのは彼らのせいじゃないですよ。コロナウイルス生み出したのは学びたいって者たちだけじゃない、学びたいと思ってる者たちからじゃないですからね。そう考えるならば、やはりここは政治が守るべきとこであろうと。学ぶ権利を守らせてください。1年間授業料無料です。はい。
(拍手)
暑くなったので上着を脱ぎながらマイク進めますね。他にもしなきゃいけないことあるんですよ。何か? 病院。病院が非常に今、まずい状態だそうです。どういうことか? コロナの対応している病院ではない、街のクリニックに至るまで、今、傾きかけてるって話なんですね。「いやー、コロナウイルスのときになー、なんか病院行ったらリスクあるん違うか」っていう考え方、皆んなの中に生まれ始めて、病院への足が遠のく。それによって病院経営、今、骨格歪み始めてるっていう話なんです。これ非常に困ります。コロナウイルス以外に、あなたが体調不良になったときに駆け込める病院、コロナウイルス以外で、あなたの持病で通える病院。他にも、処方箋だけもらいに行きたいんだけれども、というときにも使える街のクリニック。こういったところは、やっぱり倒しちゃダメなんですよね。でもこのままいっちゃうと、またもう一度、コロナウイルスのときに病院行ったらリスクがあるんじゃないか?っていう考え方が繰り返されますから、確実に今、骨格が歪んでるところが倒れていきますよ。まずやらなきゃいけないことは何か? 皆さんの医療へのアクセスを守らなければならない。そのためには何が必要か? 災害のときには国がやります。何を? 診療報酬支払額、前年度のものを補償するっていうやり方。これ国がやらないので、東京都としてやらせていただきます。
もうひとつ、病院に関して。小池さん、とんでもないことをやろうとしてます。小池さん何をやろうとしてるか? 病院の独法化、雑に言えば株式会社化。効率だけを求める。とにかくスリム化、スリム化ってことをやりたがっている。これが進められるとどうなるか? ごめんなさい、この話は都立病院の話ですね。都立病院の独法化。このスリム化が進められるということは、しわ寄せは2か所に寄る。ひとつ、医療従事者、人件費の大削減が始まる。これやっていいんですかね? コロナの状況で、医療従事者。疲弊してるはずですね。で、この先も、第2波っていうことを考えるならば、絶対にやっちゃいけないことですよ。でもやろうとしてる。やっちゃいけない。
もうひとつ、しわ寄せはどこに行くか? 病院利用者。売り上げを上げなきゃいけないですから、収益を上げるために、入院したときのベッドの料金とかが上がっちゃう。こういった2つのしわ寄せが、全国的に公的な病院が独法化されて、そういうような状況にあるっていう報告がされてます。やっちゃダメなやつですよ、これ。やったらあかんやつや。病院の独法化はなんとしても止めなきゃいけない。なぜそれをしたがるか? 14の都立病院がある。8つの都立病院、6つの公社病院。これは東京都として皆さんに対して、都民に対して医療で責任を果たしますというための都立病院なんです。
ここに対して1年間どれくらい予算を入れてるかっつったら、一般予算の中から400億円程度。これ全体から見たら0.5%ですよ。0.5%の予算で、皆さんの医療を担保する。この行政的な医療を担保するっていうことができるんだったら、私は、これは継続していかなきゃならない、そう思ってます。病院の独法化は行いません。よろしくお願いします。れいわ新選組公認の東京都知事候補の山本太郎と申します。
他にもやらなきゃいけないことがある。何か? これね、第2波が来る前にやらなきゃいけないこと。それは何か? 検査体制を拡充しなきゃダメなんですよ。「あれ? なんかずいぶん最近増えてきているよね、感染者数が」そういう話ですけれども、東京都内で行われている検査数は今、1800くらいですよね。1日当たり1800。これで何かがわかるか?ってことです。「夜の街クラスターでございます」みたいな。と思ったら「昼の街クラスターもございました」みたいな話をしてるんですけど、何言ってるんですか?って。夜にもあるけども、その夜に行く前に昼の街で、昼の街の前に満員電車でっていうルートもあるかもしんない。光を当てる場所によって全然変わるでしょ? それをライブハウスだとか夜の街だっていう風に犯人に仕立て上げて、そこに攻撃がいくようにして、目をそらしているわけですよね、皆んなの。根本的な解決には全く繋がらない。
一番やらなきゃいけないことは、状況を把握するってこと。そのためには調査が必要。調査をする。状況を把握する。そして何を手当てするかを決める。これ段取りとしてこういう順番なんですよ。でもその最初の調査、いわゆる検査の部分があまりにも数が少な過ぎるんですね。だから全体を見れないっていう状況にある。やらなきゃいけないことは何か? 1日1800件くらいじゃ無理だ。これを100倍以上にする必要がある。これは第2波が来る前に。なので山本太郎が都知事になったら、第2波が来る前に1日当たりの最大能力、検査最大能力を20万件、20万件まで上げていく。それを目標にします。どうやって? だって今、全自動のPCR機器とか、他にも簡易検査キット出てますよね、抗原検査。すごく時間短くわかるやつ。そういうものを組み合わせていきながらやる。これ、やるしかないんですよね。こういうことによって最短で、単純計算で1日最大能力20万件であるならば、70日間で東京都民の様子が、実際に運用していったら、もうちょっと時間がかかるかもしれませんよ、単純計算であくまでも、70日間で、東京都民の皆さんに検査を受けていただけるような状況にする。
そこで何をするかっつったら当然「無症状」ですよね。無症状で感染しているっていう人たちが、どれくらいいるのかってことを見ていかなければ、これ、経済と人の命と、これ守れませんよ、両輪にできない。でもこれ、片方だけで選んだらダメなんです。よくテレビとかで「経済か、命か」みたいな、全く意味のわからないこと言ってますけど、どっちか選べって話じゃないんですよ。両方なんですよ。それを確実にするためには検査能力を最大限まで高めていって、どの人でも、少し疑いがある、そういう状況でも、すぐ検査を受けられるようにしなきゃいけない。
この2月から6月までの間に非常に素晴らしい取り組みをした自治体、どこがあるか? 和歌山県、鳥取県なんですよ。和歌山県、何か? 早期発見っていう方向に持ってった。「ちょっと発熱があります」「じゃ受診してください」そういう話なんですね。症状がなくても、入院しているような方々に対しても、検査をする。職員にも検査をする。とにかくそういう方向に持ってった。鳥取県はどうだったか? 4月の17日の時点で、もうドライブスルー検査が始まってんですよ。どういうことをやってったか? 疑わしきはPCR検査、そういう方向。「ちょっと怪しいんじゃね?」と思ったら全部検査。こういうことをやってった。
一方で東京ではどうだったか? 私たちのところにも相談きましたよ。電話で、メールで。3月の頭に寝込んだ人、4月の終わりまで寝込み続けました。その間、病院と保健所、何度も何度もたらい回し。「なぜ検査を受けられないのか?」ということに対して、その答え何だったか? 結核、いや違うな。ごめんなさい。ちょっと度忘れした。ありがとう。肺炎。ごめんなさいね。肺炎になった上で重篤化しないと検査受けられないんですって。そんな運用でやってたら、そんなんいつまでたっても検査を受けられないに決まってるじゃないですか? 多くの方々が。早期発見していかなきゃならない局面で、そのような運用のなされ方がずっと続けられてたんですから。無茶苦茶ですよ。これ、有名人だったら別ですよね。すぐ受けられるんですから。スポーツ選手とか。でも庶民、一般の方々は「申し訳ない。とにかくですね、肺炎が重篤化してからちょっと検査させていただきますので。まだ大丈夫ですね、あなた。軽い肺炎でございます」みたいな対応しかされなかったってことですよ。こんなのあり得ない。
とにかくこの第2波が来るまでの間に、最大能力20万件まで高めていけるような設備投資。その他にもそこに人員を投入する。簡易検査であるならばこれ、医療の免許要らないんですよ。資格要らない。それを考えるならばそこに雇用もできるってことです。こういうことを進めていきたいと思います。やらせてください。
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東京都知事に立候補、れいわ新選組公認の山本太郎と申します。他にもやらなきゃいけないこといっぱいある。何か? 先ほど重要なことが抜けていました。一日中マイクでしゃべり続けると、やはり脳に酸素が行かないんですね。一番重要なこと。あれ? さっき言ったかな? 疲れ切りますね、もう選挙も後半戦になるとね。あの、中小零細、個人事業主、フリーランスの方々に対してマイナス分を補填するってことを言いました。で、これは絶対に重要だと。第2波が来たときにも重要なことになってきます。何か? これね、目の前の自転車操業しているようなお金、これキャッシュがなかったら回らなくなるんですよね。キャッシュがちょっとでも詰まるっていう状況になったらもう倒れるって人たちもいます。なのでこれは東京都として、申込みするのはすごく簡単、審査は後回し。そういう形で100万円すぐ出すってことをやりたいんですよ。
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足りないかもしんないよ、人によっては。でも41万9000という事業者、東京都内にあってここに100万円ずつ出しても4200億円なんですよ。だとするならばまず最初にそれを出し、で状況を見ながらもう一度、もう一度ってことをやっていけると思うんです。目の前のキャッシュ、これがなければ倒れてしまう、そういう方々に対して41万9000の事業者に対して「まずはサッサと100万円」。悪いことする人はバレます、後で審査しますから。そういう建て付けでやっていきたい。1カ月待ってます、けれども休業補償のお金が入りません、そんな人いっぱいいますよね。1カ月半待ってます。いやこれね、ひょっとしたら倒れるの待ってんちゃうかなみたいな話だと私、なんか疑ってるんですけどね。真っ先にそれをやらなきゃいけない、そう思ってます。やらせてください。ありがとうございます。
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山本太郎、最初から最後までお金の話ばっかりでした、そんな感想をよく聞きます。でも何かをやろうと思ったらそこに予算付けられる状況じゃないと無理なんですよ。言葉では言えます。でも実際にお金がなければそれ、できませんよ。当然ですよね。
次もお金の話です。申し訳ない、すいません。これはロックダウン、ステイホーム。次なるステイホームが勧告されたときに何をしなきゃいけないか? できれば皆んな家に居たい。でも家に居続ければ社会が回らなくなる、そういったご職業あると思います。例えば医療従事者。他にもスーパーの店員さん、コンビニの店員さん。他にも宅急便。他にも駅員さん、タクシー運転手。他にも介護、保育。そういったエッセンシャルワーカーと呼ばれるような方々に対して危険手当を付けていきたい。これ1カ月。1カ月と限定する、まずはですね。どれくらい続くかわかりませんから1カ月と限定して、その方々に危険手当を最大限払っていく。いくらか? 1日当たりその人がもらっている給料とは別に2万4000円の危険手当を付けたい。それを1カ月続けた場合にはどれくらいになるか? 3600億円程度。で、その2万4000円の根拠は何ですか? 自衛隊が海外に行く。その時にもらえる手当プラスその海外で駆け付け警護、要は修羅場に巻き込まれましたっていうときに出る手当が2万4000円。目に見えない弾丸飛び交ってるんですよね。対面でやらなきゃいけないんですよね、リスク高まりますよ。
ここまで話してもでも2万4000円は納得がいかないという方のために、ひとつだけ情報を。イギリスの国家統計局というところの調べ。10万人当たりの男性のコロナウイルス感染による死亡率ってものが出された。だいたいどれくらいか? 平均で9.9人という死亡。で、この平均を上回る仕事、ううん、この平均の死亡率を上回る死亡率を叩き出したのが小売り、スーパーの店員さんとか。平均死亡率の2倍。他にも平均死亡率の3.2倍を叩き出したのが介護職。平均死亡率の3.7倍叩き出したのがタクシー運転手。そりゃそうですよ。誰もが家に居たいときにその感染が広がりつつある中で、対面で仕事を受け持ってくれるからだ。でもその人々は仕事を辞められないですよ。
社会が完全に止まっちゃいますから。「ステイホーム」と言われて、「じゃあ、何か食べ物、頼もうかな」みたいなことで家でネットで注文するのは、それ、誰か届けてくれる人が(いるから)できることなんですよね。とにかくそのようなエッセンシャルワーカー、そういう方々に対しては、私はそのロックダウン中、ステイホーム期間中には、十分な危険手当が行き渡るような施策をやりたい、そう思っております。やらせてください。
ありがとうございます。れいわ新選組公認で東京都知事に立候補、山本太郎。山本太郎がずっと話してることは本来ならば国がやらなきゃいけないこと。通貨発行権を持ってお金を刷り、皆さんに対してしっかり底上げをし、不安がないように。そして第2波が来たとしても、これは乗り越えられるだけの体力を皆さんに回復していただくため、2月〜6月の損失を補填する。それだけじゃない。その第2波を乗り越えた先にも不況が来ないようにしっかりと底上げを行っていく。これ本来は国の経済政策で通貨発行権を使ってやるべきこと。でも国はやらない。だったら東京都としてやるしかないじゃないですか。やらせていただきたいんです。これをもしも怠った場合には、私は本当に悲劇的な状況さえも実際に自分たちが目にすることになるだろうと非常に危惧してます。だからこそ手当てが必要。2月から6月までの損失を補填。体力を回復した上で第2波に備える。その第2波までにいろいろやらなきゃいけないことも皆さんにお話しました。その第2波の途中にもやらなきゃいけないことがいっぱいある。
今日、この場でお話できなかったことを、ぜひおうちに帰られてホームページなどで見ていただければ幸いです。山本太郎のWebページをご覧ください。総務省とのやりとり本当にあったのか?みたいなことをですね、なんかネットの中で騒いでいる方いらっしゃいます。当然ありました。私の出馬が遅れたのは、総務省から確実な答えが届くまで、要は15兆円でも東京都としてはこれは資金調達ができて、財政の健全性を担保できるという、そのお墨付きがなければ出馬できないと思ったんです。それに対して疑いがいろいろ出ているみたいですけれども、間違いなくこれは総務省との間にやりとりがありました。レクチャーを受け、その後はメールや電話などでもやりとり、ずっとされてます。それはまた、なんだろな、時間があるときにその詳細についても語っていきたいと思いますけれども。
国がやらないんだったら東京都がやるしかない。当たり前です。東京都の役割は何か? 東京都民の命、そして将来を守ること。あなたが困らないように、どんな手を使ってでも東京を守ってみせる。あなたの生活を守ってみせる。そんな気概がない東京都のトップは必要がない、そう思ってます。私にやらせていただきたい。やらせてください。山本太郎、山本太郎と申します。ありがとうございます。
今、私が手元に持っているこの封筒について少し説明をさせてください。今、山本の話を聞いて、「じゃあ、まあ山本さんにちょっと1票あげよっかな」って思ってくださった心優しきあなた、本当に嬉しいです。光栄です。ありがとうございます。でもその1票だけでは勝てないんですよ。無茶苦茶高いんです、あの山。百合子山。あの山を越えるためには、あなたからいただける1票だけではなく、あなたのお力で横に拡げていただくということが必要になってきます。お友達、ご家族、ご親戚。横に拡げていただきたいんです。そうすればここを越えていけるんです。今まだ投票行動を決めていないという3割くらいの方がいらっしゃると報道にありました。3割ってどれくらいですかっつったら、約340万人くらい。ここを私はしっかりと繋がっていけるようなことにしたいってことなんですね。もう行かない人もいるかもしれない。でも皆さんの周りでぜひその横に拡がるっていうことをやっていただきたいんです。
この茶色い封筒、何かと申しますと、あなたの周りの方々に横に拡げるためのツールです。封筒の中を開けると、はがきが入っています。このはがき、「公選はがき」という名前です。公職選挙法上、許された選挙ツール。このはがきの表側には山本太郎の顔と、そして政策が書かれているものです。裏側をめくると、宛名、宛先、電話番号、あなたからの一言メッセージというところが空欄になっています。この部分をどうか埋めていただきたい。
横に拡げていただきたいんです。このはがき、宛名、宛先、電話番号、そしてあなたからの一言メッセージを埋めていただいた後、このままポスト投函すると、このはがきは無効になってしまいます。そういうルールなんです。なので、もしも埋めていただいた後に、このはがきは必ずもう一度この茶色い封筒に戻していただく必要があります。封筒に入れたらポスト投函。それで完了です。お願いにお願いを重ねて申し訳ございません。いつポスト投函すればいいか? 明日の朝なんです。すいません、本当に急で。もうすぐ選挙終わっちゃうんで。もう本当に時間がない中、お願いしております。申し訳ございません。ありがとうございます。この公選はがき、もし今、受け取ってくださった方々、そしてもう1部もらってやってもいいよとか、まだもらってないですっていう人がいらっしゃいましたら、後ほど山本太郎、このステージの右側にございます、あちらの机で直接お渡しを致します。後ほどまたお会い致しましょうということです。
全国の皆さんもこれ、参加いただけます。「俺は埼玉県民だから、山本君ごめんね」。そういう話にはならないんです。「東京都にお友達いませんか?」そういう話なんです。埼玉県民でも鹿児島県民でもご参加いただける。そのような形になっております。
そしてですね、ボランティア。ボランティアでどうかお力を貸していただきたいんです。今日、私がこの場に立てているのは、ボランティアの皆さんがお力を貸してくださってるから。チラシを配る、交通整理をする。皆さんのおかげです。ボランティアとしてお力を貸してくださる方、もしくは「力貸すかどうかはわかんないけど、ちょっと考えさせてもらいます」。ぜひ、ボランティアの登録だけでもしておいてください。そうすれば山本が今日何をするか、明日何をするかという情報が、ご迷惑にならない範囲で届くようになっております。そしてですね、直接、直接ボランティアセンターというところもございます。JR市ヶ谷駅徒歩2分、TKPカンファレンスセンター3階。そこにボランティアセンターがございます。そこでは今、電話かけ。電話かけの人員が不足しております。ぜひボランティアでお力をお貸しください。
もうなんか一気に言い過ぎて何のことか何も覚えてない。そういう方いらっしゃると思います。山本太郎のWebページでそれらが書いてありますので、ぜひご確認ください。そしてチラシもございます。あなたのおうちの近所で、帰りポスティングをしていただけるよっていう方がいらっしゃいましたら、このチラシはそれができるものです。なので帰り際にあちらの机のほうで、ぜひお受け取りください。ただし、このチラシを人に渡すときに「山本太郎に1票お願いね」っていう投票の依頼は禁止されております。なので「こんばんは」って言いながら渡すとかですね。そういう「おはようございます」っていう形で渡していただければ幸いです。ありがとうございます。
そしてもうひとつ、放送禁止物体といわれる山本、なかなかテレビには出れません。そこで、今までリーチできなかった方々に対してリーチをするために、Twitterの中で皆さんにつぶやいていただく。そういうことでTwitterのトレンドに上げていこうという試みもやっております。山本太郎のホームページをご覧いただいて、このバナーを押していただきますといろんな方法が書いてあります。お金のかからない応援方法。
そしてもうひとつ。私、自民党の議員さん、国会議員時代に自民党の議員さん、先輩からですね、東京都知事選挙、これだいたい3億くらい使ってやるもんだって話を聞いたことがあります。今から思えば、あの広島のように1億5000万くらいは皆んなに現金で配ってたから、そんな値段になるのかなって今だから思いますけれども。それくらい巨大な選挙だということです。私たちはそういうような3億円集めるようなことはしませんが。もし100円でもカンパしていいよって方いらっしゃったら、100円からカンパを募集したいと思います。そんな心優しき人がいましたら、あちらの方まで。公選はがき、ボランティアの受付、そして100円からの寄附。ぜひ、あちらの方で。
そして皆さんの中で写真撮っていいかどうかわからへんから、隠れながらみたいな人いましたけど、遠慮はいりません。肖像権ほぼないのが山本太郎です。ご自由な角度からご自由なように撮っていただいて、それをネットなどに上げていただければいいとそのように思います。友達の心のドアを、政治へのドアを少し軽くノックする作業にお力を貸してください。ありがとうございます。
社会は変えられる。私はそう思ってます。パワーゲームなんです。50%の人が投票を捨てるような世の中で、絶対に投票を捨てない人たちがいる。頭賢いですね。そういう人たちによってコントロールされてるんですよね。雨が降っても槍が降っても、企業献金や組織票を作っている人たちは必ず選挙に行く。だったら50%の(票を)捨ててる人たちと緩く繋がって、この東京を変えてきましょうよ。東京からやっていく。日本を変えていく。永田町を揺らせるほどの力を持つのが東京です。力を貸してください。東京都知事候補の山本太郎。一緒にやっていただきたい。一緒に変えさせてください、皆さんと。ありがとうございました。
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