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【文字起こし全文】山本太郎(れいわ新選組公認) 東京都知事候補 街頭演説 2020年7月1日  亀有駅南口

山本太郎:
大きな音を立てて申し訳ございません。亀有駅前をご通行中の皆さん、もしお時間があれば、1分だけでも耳を傾けていただきたいと思います。で、ですね、雨に濡れますので、どこか軒下を借りるなどしながらやっていただきたいと思います。よろしくお願い致します。

ただいまマイクを握っております私は、れいわ新選組。なんだ、その変わった名前は? よく聞かれます。国政政党です。れいわ新選組の代表の山本太郎と申します。なぜ今、ここで私がマイクを握っているのかと申しますと、東京都知事選挙。ここに立候補しているのが、私、山本太郎であります。山本太郎、参議院に2013年、東京の皆さんに背中を押していただいて議席をいただいた。その6年間のキャリアの中で小沢一郎さんと共にやって参りました。しかし昨年の春、1人で旗揚げをしたのがれいわ新選組。なぜ1人で旗揚げをしたのか? 今、緊張感のない国会の中で、与党からも野党からも嫌われるような、国会内部の余計なことを皆さんにお知らせするような勢力が拡大していけば、これ国会の中に緊張感が生み出せるのではないか? 

そしてもうひとつ、20年以上のデフレ。「デフレの脱却を目指す」と言いながら、全然、本気にならない政治(家)たち。これを解消するためには国からの大胆な皆さんへの財政出動をし、底上げをしていくことが必要。そのためには自分自身が総理大臣になって、それを行いたい。そう思い旗揚げをしました。そして今年、今年、いやいやいや、去年の夏です。去年の夏に参議院選挙で2議席をいただき、そして国政政党となったのがれいわ新選組。

一方で私、山本太郎は落選しました。99万票をいただきながら落選をしてしまった。そこからの山本は次の選挙、衆議院。今年の秋かもしれない、もしくは冬、もしくは来年、いつかわからないが必ずあるこの衆議院への準備を進めていました。それが一転、今、なぜ東京都知事選挙に立候補をしているのか? そこを短めに皆さんにお伝えをし、その後、山本が都知事選挙、ううん、東京都知事に選ばれたならば、何をするのか? それについてご説明をして参りたいと思います。

なぜ心変わりをしたのか? その背中を大きく押す出来事がありました。それは何か? コロナウイルス。コロナウイルスの感染症の拡大です。今年の2月から6月までの間、ここにいらっしゃる多くの皆さんも、収入を減らしたり、バイトのシフトが減ってしまったり、人によっては仕事を失う、そういうような状況があったんではないでしょうか。この3月の末から6月までの間、山本が街に出て、商店街でいろんな話を聞いた。もちろんこの亀有の近くの商店街にも足を運ばせていただきました。他にも大きなターミナル駅、新宿、他にも東京駅、こういった所でこれまで見てこなかった景色を目にした。そして交流してきた。そういう話をしてみたいと思います。私の背中を押した出来事です。参議院の6年間の私の任期の間にも、自分のメインテーマのひとつは、「生活困窮」。生活に苦しむ人たちの底上げをどうするかということもテーマのひとつでした。それまでもフィールドワーク、表に出ていろんなそういう境遇にある方々との交流はございました。

でもこのコロナウイルスは状況が大きく変わったんです。どういうことか? 昨日、今日、ホームレス状態になってしまったっていう20代、30代、40代、50代、果ては80代までの方々が、自分の全財産を抱えて、不自然なくらい大きな荷物を持って、行き場を失っているという状況をたくさん確認しました。先ほど言った通り、私、自分のメインテーマのひとつに、生活困窮問題があるもんですから、支援団体の方とも繋がっております。そういうときに、そういう方々と出会ったときにお話をします。なんとか支援に繋げようとするわけですね。

20代、所持金ゼロ。そういう方が、20代で所持金数百円でした。ごめんなさい。数百円の方が佇んでいた。声を掛けた。「いつからここにいますか?」「昨日、一昨日くらいからです。」「200円でどういうように、これからされていくんですか?」そういう話をしたら、「生活保護を受けようとした。窓口に行った。でも追い返された」。これ違法です。絶対にやっちゃいけないこと。だって所持金数百円で、命繋げるはずないですもんね。命繋ごうと思ったら物を盗むしかないですよ。だから窓口に行った。でも「帰れ」と言われた。「若いから仕事を見つけて来い」と。でも無理なんですよ。コロナ禍において、新しく仕事を見つけるってハードル高くないですか? 

行き場を失って駅に行った。そこで繋がったってことですね。その方はもう今、アパートに入られています。でもあなたに何かがあったときの最後のセーフティーネット、最後の蜘蛛の糸が、いとも簡単に切られるような状況の運用が、コロナ禍でも行われていたってこと。

他にもいらっしゃいます。東京駅、72歳。警備の仕事をしていたけれども、コロナで仕事を失った。仕事を失うとともに会社の寮を追い出され、住まいも失った。住所をなくし、そして所持金が少なくなっていく毎に携帯電話も繋がらない。住所と連絡先を失った。そういう状況。「所持金おいくらですか?」「0円です」「これは支援に繋がってください。ビジネスホテルにしばらく入れます。その後アパートに入れるんです」。そういう話をしても絶対に断る。「ありがとう。大丈夫です、私は」「いや、大丈夫じゃないですよ」。そういう話をする。「どうして大丈夫なんですか?」「お金が入ってくる目途があるんだ」って言うんです。「どういうことですか?」「2週間後に年金が入る」。そういう話をされるってことなんですね。でも、2週間所持金ゼロで家は外。これで命繋げる人、います? なかなかいらっしゃらないですよね。物を盗むか、奪うかしかないじゃないですか。

で、この3月から6月までの間、そのような犯罪がネットの片隅や新聞の片隅に載ってたんですよ。60代男性、関西のほう。所持金、全部尽きた。お腹すいた。深夜のスーパーに忍び込んでラーメンとか盗んでるところを捕まった。他にも不動産の物件、これを見に行くふりをして、その案内してくれた女性を傷つけ、お金を奪い、そして車まで奪った。「どうしてそんなことやったんだ?」「コロナで仕事を失って、所持金もなくなった。苦しかった」。ここ数日前には21歳女性、特殊詐欺。受け子をやっていた。「なぜこんなことをやったのか?」「コロナで仕事がなくなって苦しかったから」。おそらくそういうようなギリギリのラインに立っている方々、大勢いらっしゃる。私は路上でそういう人に会ってきた。72歳男性、「2週間後にお金が入るから、それまでしのげれば大丈夫だ」。無理ですよ。ここに対して国は、東京都は、どういう手の差し伸べ方をしているのか?ってことなんです。

これ、コロナがある前からこんな状況。何かひとつそういう問題が起これば、そういう人たちが大量に生み出されるような状況はあったんですよ。コロナがある前から経済的な危機的状況にある人たち、いっぱいいますよ。やっと今月乗り越えた。主にどういう人が多いか? 非正規労働者、他にも日雇い労働者。非正規労働ってこの国の労働者のどれくらいいる? 4割ですよ。やっと今月乗り切れるくらいの給料でなんとか命を繋ぐってことを、コロナの前からやってきた。怪我する、病気する。たとえ1週間だけでも収入が途絶えたら、もう家賃滞納決定ですよ。それくらい不安定な暮らしをしている人たちが大勢いるような国が、日本だった。

これ、数字で見るとわかりやすい。コロナの前からこの国に生きる子どもたちの約7人に1人が貧困で、一人暮らしの女性、20歳から64歳まで、3人に1人が貧困。これ一度に何かが起これば、不況でも来れば、自然災害でも来れば、感染症の拡大でもあれば、路上に追いやられる可能性のある人いっぱいいますよ。今も休業扱いだけども、そのうち失業する人たち、大勢いらっしゃるんじゃないですか? どうして国はここに対して手当てしない? どうして東京都はここに本気にならない? あまりにもおかしいじゃないですか? 

私自身が動いて、なんとかビジネスホテルに入っていただき、その先、団体の方々に生活保護に繋いでいただき、もう一度人生を軌道に乗せる。私の空いた時間にそれをやったとしても、これ全然追いつかないですよ。もちろん政党のトップとしてやれることはある。厚生労働省に申し入れをする。でもそれで動くのは1ミリ程度。ここに時間かけてらんないですよ。だって第2波も来るんでしょ? 2月から6月までの皆さんの損害、このコロナによる損害を底上げするようなことをして、一刻も早く体力を回復してもらわなきゃ、第2波なんて乗り越えられないですよ。また同じようなことが起こるんだもん。「補償なき自粛」。2月~6月はなんとか乗り切れても、その先乗り越えられるって人たちは本当、一握りだと思いますよ。皆さんの中に、「2月~6月はほとんど損害もなく、第2波が来ても自分は安泰だ」って方、どれくらいいらっしゃいますか? この中に。いらっしゃったら、山本太郎にぜひ献金をしていただきたいんです。そんなお金持ち、太っ腹がいたら。ほぼいらっしゃらない。この前にやったゲリラ街宣で1人だけ手を挙げたけど、ちょっとふざけて挙げてみたって方だけだったんです。

そりゃそうですよ。このコロナウイルス、誰のせい? 頑張らなかった個人のせい? 違いますよ。私が路上で出会ってきた人たち、皆んな自分が悪いって言う。自分が貯金を失ったから、自分が仕事を失ったから、自分が住まいを失ったから、全部自分のせいだと思い込んでる。でも違う。自己責任だと思われるような社会が何十年も続いてきたじゃないか。小泉、竹中のときから自己責任。自助、共助でよろしく。自分の足で立て。周りに面倒を見てもらえ。国に頼るな。これじゃ政治ある意味ないでしょ? 

政治がある意味は何か? あなたが安定した生活を送れるように政治が最大限の努力をします。その約束のもとに成り立ってて、あなたは税金を払ってくださる。今、このバランスが大きく崩れてませんか? 自衛しろ。あまりにもおかしいですよ。今、一番困っているとき、これは不況が来るとき、自然災害のとき、感染症の拡大があるとき。こういう場合には経済、大きく落ち込む。これは不況にも繋がる。そうならないように国が通貨発行権、要はお金を刷るという行為によって人々の生活を底上げし、会社を倒さない、失業者を生み出さない、飢える人を作り出さないということを最大限努力することこそが経済政策と呼ぶんです。

でも国がそれをやらない。配られたのは何? 2枚のマスク、届かない10万円。これで乗り越えろ? 無理ですよ。今、やるべきことは何か? これまで散々頑張ってきた皆さんにさらに頑張れ、無理だ。今、頑張るべきは政治でしょう。それを実行するために、東京都の知事として立候補しました。山本太郎と申します。よろしくお願いします。

東京都は超巨大。東京都の経済規模だけ見ても名目GDP107兆円。この経済規模、他の国と比べたらどれくらいか? 東京都というひとつの都市が、メキシコやトルコと並ぶくらい超巨大。東京都の資産、どれくらいあるか? 34兆6200億。これだけのものがあるならばどの会社も倒さない、そして失業者を生まない、飢えさせないことは可能なんですよ。本気出してないだけ。本気出すの待ってたら、皆んな倒れちゃう。だから、代わって欲しいと思うんです。山本太郎と申します。力を貸していただきたい。

では山本太郎が都知事になったら、一体何をしてくれる? そのことについて、後ほどお話を致します。今日はこの場に当事者がお話をしに来てくださってます。その方のメッセージを受けた後、山本が東京都知事になったら何をやるかについてお話を致します。どうか耳を傾けていただければ幸いです。それではよろしくお願いします。お仕事はフリーランスでやられてる方です。女性の方です。

ゲストスピーカー:
こんばんは。私は百貨店を中心にして仕事をしております、フリーランスです。コロナ災害で百貨店が休業した4月上旬から5月末まで失業状態でした。自粛中は自宅でできるお仕事を少しいただけましたが、収入は3分の1以下となり、生活困窮に陥りました。独身なので、1人で生計を立てております。収入ダウンは私にとって命に関わる大問題です。ようやく国の休業補償が決まり始めた4月末頃、私はどんな補償を受けられるのか役所へ相談しに行きました。提示されたのは融資貸付だけで、私は持続化給付金の対象にならないと説明されました。驚いたのは窓口の方もネットで上がっている内容しか知らず、説明を受けてないとおっしゃったことです。そのとき私は役所が機能しておらず、脆弱なシステムであることに気づきました。役所で提示された家賃補償を受けようと問い合わせましたが、私の場合、収入が3分の1にダウンしていても補償が受けられませんでした。収入が月8万円以内でないと対象外になるそうです。家賃補償は5万円ほど、全額出たとしても家賃との差額は収入8万円の中で自己負担しなければなりません。東京で単身で家を借り、きちんと税金、保険、光熱費を払ったらとても暮らしていけません。「食べないで生きろ」と言われているように思い、私は目の前が真っ暗になりました。ありがたいことに友人がいろいろ調べてくれ、役所が受けられないと説明した持続化給付金を私も受けられると教えてくれました。藁をもつかむ思いで申請しました。でも私は昨年、フリーランスと正社員の収入があり、雑所得で確定申告をしていたため対象外となってしまいました。目の前がさらに真っ暗になりました。エッセンシャルワーカーの方々には申し訳ないくらいステイホームできたものの、お金の不安で押しつぶされる苦しい毎日を過ごすことになりました。

その後、国会で雑所得や給与所得のフリーランスも給付をするべきという議論が高まり、6月末からようやく受付が始まっています。でも雑所得も給付対象にして欲しいと声を上げると「浅ましい、お前の頭の中は金だらけだ。そんなに金が欲しいのか。お前の能力がないから仕事がないんだ。自業自得だ」と心ない言葉をかけられることもありました。私は絶望しました。この国の保障に疑問を持った私は、海外のコロナ保障を調べてみました。するとニュージーランドやドイツなど、ロックダウン後すぐ4カ月分の生活費が振り込まれた。8割休業補償されたと知り、この国の異常さを確信しました。海外では納税記録で給付したところが多かったようです。

なぜこの国は困っている人をすぐ救う、そんな制度になっていないのでしょうか? 「給付をしたくないのでは?」と、うがった見方をしてしまうような線引きや申請のややこしさを、私は嫌というほど経験しました。以上、私の経験から太郎さんの政策にある「サッサと給付」は本当に人を救済します。人はウイルスだけではなく、貧困でも死にます。「補償なき自粛」は殺人に値します。補償を求めるのはお金に浅ましいからではなく、生きたいからです。私は政治に無関心だったツケを今回、痛烈に味わいました。政治は生活です。直結しています。無関心だったからこんなピンチに陥ってしまいました。第2波が来て、また「補償なき自粛」を強いられるのは本当にもうご勘弁願いたい。こりごりです。太郎さんに先頭を託しますが、太郎さん1人にお任せするのではなくもっともっと横に拡がって私たちが続いていくことで、この状況を変えていける、必ず変わります。太郎さんに続いていきましょう。太郎さん本当にありがとうございます。ご清聴ありがとうございました。

山本太郎:
ありがとうございます。フリーという立場で非常に厳しい状況に置かれていた。それに対して差し伸べる、手を差し伸べるというものはほとんどなかった。非常に苦しみの中にあった、そういうお話を聞いていただいたと思います。亀有駅前にお邪魔しております。マイクを握っている私はれいわ新選組公認で東京都知事に立候補、山本太郎と申します。(拍手)

ものすごいシンプルな話なんです。何か不況が来そうだ、もしくは自然災害がある、もしくはこのような感染症の拡大によって多くの人たちが収入が減るような状況が生まれる。これは何か? 消費、皆んなが何か物を買ったことによって、その買ったお金が誰かの収入に変わっていくっていうこのサイクルが、どこかで滞ったりとか、蒸発してしまうということによって、当然収入も減っていくっていうような社会全体の動きなんですよね。「山本太郎の言っている政策は、生活が厳しい人の下支えにはなるかもしれないが、金を持っている私のような人間には得にならない」。たまにそういうことを言われます。とんでもない。そんなことは全然ない。なぜならば、社会は一握りの金持ちだけで成り立ってるわけじゃないからですよ。金持ちとその周辺だけで回っているのが世の中じゃない。社会全体としてお金を回しながら、そしてその金持ちでさえもそれ以外のところから収入、そして自分の財を手に入れるというような仕組みになっている。

ならば、世の中の中に多くの人々が倒れたりとか、生活が厳しい状態が生まれていけば、それが広がっていけば、回り回ってそのお金持ち、自称勝ち組と呼ばれる人たちも、最終的には財を減らすという方向に行くしかないんです。社会はひとつなんだ。皆んなで回してるんだ。その元々の根本的なところを見つめ直せば、当然、底上げをしていけばしていくほど全体に豊かに向かって行く、という方向性を政治が示していき、それを実現していかなきゃならないのは当然の話です。山本太郎、東京都の力を使って、なんとか皆さんと第2波を乗り越えていくということをやっていきたい。

第2波を乗り越えるためには、まず何が必要か? 2月から6月まで皆さんが被った経済的損害。これを底上げする必要がある。底上げが行わなければ、これ、体力が回復できません。体力が回復できないまま、第2波というものを迎えたときには、その中でおそらく多くの企業や、多くの人々が倒れゆくような状況が生まれる。その先にある社会はどんな社会でしょうか? おそらく、これまで経験したことがないような大不況にも繋がっていきかねない。だからこそ必要なことは何だ? 本来ならば国が通貨発行権、お金を刷る力を使って、とことんこれは配分する以外はないんです。人々に対する投資。ここで惜しんでしまえば、多くの人々の体力が戻らないまま、悲惨な状況を迎えることになる。当然のこと。でも国はやる気がない。ならば、東京都としてやるしかないじゃないですか? 小池さんがそれをやってくれているなら、私は今ここでマイクを持つ必要がない。小池さんがやっていないから私がやるしかない。そう思って立候補しました。都知事候補の山本太郎です。よろしくお願いします。よろしくお願いします。私を都知事にしてください。

では、山本太郎が都知事になったら、一体どういうことを行っていくのか? ということについて話をしていきたいと思います。その前に少しだけ。国が本気を出していれば、あなたは住まいを失うことはありません。たとえ不況であっても。たとえ自然災害であったとしても。このようなコロナがあっても。国が本気を出していれば、あなたが仕事を失うことはなく、収入が途絶えることはありません。それは一体どういう意味か? このコロナウイルスを災害に指定する。自然災害と同じように指定する。することによって、あなたは住まいを失わず、そして収入を失わないということが国の補償でやれるんです。

つまりはどういうことか? 先ほど冒頭で私が話しました。私自身が立候補することに背中を押された出来事の数々。例えば収入が減る。このままいけば先々は家賃を滞納しかねない。もしくはすでに滞納をしている。家を出されるのも時間の問題。もしくはもうすでに住まいを失ってしまった。こういう方々に対して、国が代わりに家賃を補填し、家がない人には住宅を供給することができる。どうやって? 国がコロナウイルスを災害に指定していれば、災害救助法の四条。四条をコロナウイルスに転用をし、みなし仮設住宅ということが可能になる。家賃を補償。住宅を提供。それが可能になる。こんなコロナの中で、いつ自分が苦境に立たされるかわからない。そして先の見通しはよくわからない。こんな状況のときに、あなたは住まいを失うことはありませんよっていう保障。欲しいですよね、誰しもが。それだけじゃなく、収入を途絶えさせることがない。

どういうことか? このコロナウイルスを災害指定する。これを激甚災害と捉える。すると何が起きるか? 雇用保険法の特例。つまりは会社と働く人々。この間の雇用契約結んだまんま、失業したとみなして、そこに国が給付できる。そこに対して手当てができるっていう方法なんです。これができるならば、600人の従業員を解雇したタクシー会社、ありましたよね。解雇する必要なかったんですよ。どうしてこれやらなかったんでしょうか、国は? おかしな話ですね。だって安倍さん言ってましたよ。「100年に一度の危機だ」って。安倍さん言ってましたよ。「雇用を守り抜く」って。言ってる言葉はもっともらしい。そしてたくましい。そして頼りがいがある。でもやってることは、全く現実を見ずに乖離し過ぎている。国がそれをやらないにしても、これは東京都のトップとして言うべきことは言う必要ありますよね。

国に対して災害指定を求める。東京都民の暮らし、家を失わないように、収入を途絶えないようにするべきだ。とにかく災害指定すべきだということを国に全力で突き上げる必要があるんです。小池さん、それやってくれたかな? 私は選挙に出る前に調べました。それによると、小池さんが国に対して災害指定を求めるといった記事は一切見当たらない。そのような発言、見当たらなかったんですよ。あまりにも冷たくないですか? どうなるかわからないんですよ、だって。この先2波も来るって言われてる中で、「まずは家保障するから安心して。収入も途絶えないようにするから心配なく、国が最低限保障しますから」そういう東京都のリーダーであって欲しい。東京都の、東京都民の生活と、そして将来を守る当然の行動をしていただきたい。

けれども、そのような状況にはなかった。チャンスはいっぱいあったんです。例えば、朝から晩まで小池さん一色。テレビのどのチャンネルを回しても、小池さんだらけ。「ソーシャルディスタンスでございます」「密でございます」そういう発言はたくさんありました。もちろんそれも重要かもしれない。でも一番重要なことは、「都民の皆さん、全国の皆さん、国がコロナウイルスを災害と指定すればあなたは住まいを失わない、なぜならば。皆さん、国が災害指定すれば、あなたの収入は途絶えない。なぜならば」そういうことをすべての出演するテレビで、あの方が発言していれば、テレビの影響力、むちゃくちゃデカいです、垂れ流しの機械ですから。1%の視聴率で100万人が見る。全国の皆さんがその、災害指定は必要だということに気づく。そのような機運、高まりますよね。「どうして国はやらないんだ?」っていう空気になってきますよ。それさえもしなかった。あまりにも冷たい。都民一人一人を慮(おもんばか)る気持ち、ひいてはこの国に生きる人々を慮る気持ち、要は愛がないんですよ。そんな東京都のトップは代わっていただきたい、そういう思いで立候補したのが山本太郎です。山本太郎が都知事になったら、国に対して激しく突き上げます。あなたの住まいと収入を途絶えさせないために、国に災害指定をするように、全国のトップと、そして皆さん、そして全国の住民の方々と一緒にこれを求めていく、うねりにしていきたいんですよ。これは当然のことですけれども、それをやったとしても国が動くかどうかわからない。これだけが約束なのであるならば、実際は絵に描いた餅でしかありません。

他にもやること考えなきゃいけない。じゃあ国に対して大胆な財政出動、金を出せってことが言えるか? もちろん求めます。激しく。だって東京都に落ちてきてる金、むちゃくちゃ足りないんですよ。一次補正、二次補正で1兆円と2兆円、そのうち東京に下りてきたのは、一次補正で100億円程度、二次補正で460億円程度。それで2月から6月までの損害、皆さんの回復できないですよ。東京都、じゃどれくらいのお金があるか?ということを考えると積み上げているお金がある。基金ですね。この中には東京都の貯金的なものも含まれる。全部ひっくるめて全部崩したらいくらくらいになりますか? 3兆円くらい。でもこれは崩せないものもある。すでに小池さんは1兆円近くあった都の貯金を95%使い切った。国と本気で喧嘩せずに、記者会見のときとかには国の出すお金が少ないとかってことは言うけど、本気で、ガチンコで喧嘩してないんですよ。対峙しない。どうしてか? だって選挙で応援してもらわなきゃダメじゃないですか。あまりにもあり得ない。国からの支援を待つ、それはいつになるかわからない。だから、そこはもう、ないものとしなきゃいけない。それだけじゃなく、東京都として崩せる基金を崩しても数千億円程度にしかならない。これじゃ被害の回復、そして第2波に備えるってことはできない。じゃあやるべきことは何か? 

山本太郎は、総額15兆円のプランを考えています。総額ってどうして言うか? 一度に資金調達するわけじゃない。必要な時、必要なだけ。事前に何度かに分けてです。そしてもうひとついうと、この総額15兆円は蓋を開けてみれば結局、7兆円で終わるかもしれないし、10兆円で終わるかもしれない。とにかく山本太郎知事としてMAX15兆円で、このコロナに対して皆さんと第2波を越えていくっていうこと。そういうことのために、集中的に底上げをしていきたい、そう思ってるんです。

「大丈夫ですか? 東京都、15兆円なんてどうやって調達すんの?」調達方法はこれしかないです。何か? 地方債、地方債の発行。この地方債の発行で東京都は最大いくらまで調達をできるのかということを、総務省と1カ月ほどやりとりしました。レクを受け、電話やメールなどで。電話やメールなどでのやりとり、そこで最終的にわかったことは何か? 20兆円以上大丈夫だってことがわかった。20兆円以上であったとしても、これは国から何かしらの介入があったりするものではない。東京都の財政の健全性を担保しながら、20兆円以上までは大丈夫であろうという話。であるならば、20兆円以上MAXでやりますってことは言わない、私は。どうしてか? 当然、今年度の税収落ち込みますよ、2月〜6月、えらい目遭ったんですから。それを考えたら持続可能性を考えて、20兆円以上と言われているものを15兆円で、最大15兆円までは最大限やっていこうと、そういう話なんですね。

で、ここに対してじゃあ15兆円、そのプランでどういうことをやっていくか? まず最初にやりたいのが皆さんに東京都民おひとりおひとりに10万円の給付、10万円の給付を行いたい。「それ国がやったやつ違うの?」「そうです」。けれども皆さん、その10万円、その行き先、どこになりますか? その10万円どう使いますか? 私が話をした人とか、結構多いのが国から10万円もらってもその10万円、社会保険料の支払い、税金の支払いなどに消えていくって話なんですね。10万円もらってもまた行政に吸収される。これじゃ何の効果も生み出さない。景気も何も動かない。右から左なんですから。で、山本太郎が都知事になったら、まず10万円をおひとりおひとりに給付させていただきたい。それによって一体何が生まれるか? 

ここにはルールを設けたいんです。まず東京都からの10万円給付については、すべて使い切ってください。そしてもうひとつ、あなたの地元、お家の近所で使い切っていただきたいんです。なぜか? あなたが何か物を買うという行為、消費、この消費は誰かの所得になります。この循環によって世の中にお金が回っていくんですよね。あなたが使うことによってその10万円、あなたの街で苦しんでいる個人商店などが底上げされます。息を吹き返す。あなたのお家、その近所にあるあのお気に入りの店、もう傾き始めているそういうところございませんかね? あなたが食べたかったもの、買いたかったもの、生活に必要なもの、あなたの地元でそれを使っていっていただきたい。あなたが地元を救う1人なんですよ。ひいては東京を救う1人になる。そのための軍資金10万円、それを1400万都民で一斉にそれぞれの地元で消費をしていけば、これ底上げされていくんです。そうすることによって東京の沈没を一刻も早く止める。地元の小さな商店を守るということをやっていただきたい。やらせてくれませんか? やりたいんですよ、これ。

本当だったらね、この10万円給付、現金で渡しちゃうと、じゃあ貯金しとこ、貯金しとこって人出てきますよね。ちょっとそんなにお金に困ってない人。これやめていただきたいんですよ、お金持ちの人。普段からなんかあの人お金持ちやけど、ケチやねっていわれてる人いるじゃないですか。ここですよ。この場面で周りに良い格好して欲しいんですよ。「お、ご飯でも行くか」みたいな。そういう風に使っていただきたい。これはあくまでも貯金するためのお金じゃなくて、自分の地元を底上げするためのお金なんです。だからそういう風に使っていただきたい。本当だったらこれ、デジタル通貨とかで皆さんに給付できれば一番いいんですよ。絶対使わなきゃなんないような仕組みにすればいい。1カ月経てば70%になる、2カ月たてば20%になる。とにかく早くお金を使わないと、どんどんどんどんそのお金の持つ価値が減っていくっていうような賞味期限付きのお金の配り方みたいなことを、本当はできれば一番いいんですよね。減る前に使うってことをやっていくわけですから。本当はそういうようなデジタル通貨、東京都オリジナル一両二両みたいな感じでやっていければいいんですけど。税金もそれで支払えるとか。それはもうちょっと先になりそうです。でもそういうことも整備していきたい、そのように思っております。

続いて何をやるか? 授業料1年間無料化したいんです。1年間。小中高、大学、大学院、そして専門学校など。1年間授業料を無料化したい。これにかかる費用どれくらいか? 約7400億円。どうしてこれをしなきゃいけないのか。このコロナによって打撃。家計にも響いてますよね。親に学校を出してもらってる、行かしてもらってる。でも家計が厳しくなってきた。学校を辞めざるを得ない。そういう人たちいます。

他にもバイトで生活していた、一人暮らししてる。でもバイトが不安定。そういうことで、もうこれ諦めるしかない。そういう人たちもいます。でもそういった人たちがコロナウイルスを感染拡大させたわけじゃないですよ。そう考えるならば、学びの機会、学ぶ権利は守らなきゃなんない。本来ならば国がやるべきこと。でも国がやらない。だったら東京都としてやる。やらせていただきたいんです。

他にもやらなきゃいけないこと、いっぱいありますね。中小零細、個人事業主、他にもフリーランス、そういった方々に対して、前年度と比較する。マイナス分を補填。これをやりたいんですね。先ほどから言っています。なぜそれが必要か。2月から6月までの経済的損害を、なんとか埋め合わせしないと体力回復できない。2月から6月までなんとか乗り切った。そういう方々は一定いらっしゃるでしょう。でもこれが損害を補填されないまま第2波が来て、こないだと同じようなことが繰り返されたら乗り越えられますか? なかなかそういう方はいらっしゃらないですよ。ってことは、多くの企業が倒れたり、失業者を生み出したり、そういうことになっていく。これは絶対に止めなきゃなんない。

その先にある大不況に繋がるようなことは、絶対にここでブレーキをかけなきゃいけない。やることは何か? 先ほど言った通り、前年度の事業収入、今を比較してマイナス分を補填。おそらくここに対して、一番大きな財源を使うことになるんじゃないかなと思います。申し訳ない。ここにはっきりとした数字、今、言える状態にないです。これは中に入って、東京都の中に入って積み上げる以外はないと思ってます。でも総額15兆円ですからこれはやれることだと、そのように思っています。

他にもあります。やらなきゃいけないこと。医療を守る。これやるの、絶対重要ですよね。このコロナウイルスの状況が生まれてから、病院に行くだけでもリスクに感じる、そういう人たち。街のクリニックに至っても、足がどんどん遠のいていく、そういう状況になりました。それによってどうなったか? 病院、その名がつくところは全部大減収。経営を維持するのが難しい。このままそこに補填せずに、第2波が近づいてきたらどうなるか。さらに皆んなのマインドの中で、病院はリスクがあるんじゃないかっていう考え方が広まったら、これ本当に倒れちゃいますよ、いろんな病院が。コロナ以外でも体調不良、そんなことはあり得ますよ。持病を抱えてますとか、他にも常備薬が欲しい、処方箋をもらいに行こう、街のクリニックに。こういうような、あなたなら気軽に行けるような病院、これ医療へのアクセスは守らなきゃいけないと思ってます。そのためには何をする必要があるか。これは災害のときには国がやること、何か? そういった病院の前年度の診療報酬支払額、これを保障する。倒しちゃダメなんですよ。守らなきゃいけない。国がやらないんだから東京都でやる、そういうことです。

もうひとつ、病院について。今、小池さんね、とんでもないことやろうとしてるんです。それ何かっていうと、都立病院、都立病院の独法化をしようとしている。雑に言ったら、株式会社みたいな運営にしていこうと。とにかく効率第一、スリム化です。超スリム化。これを進めようとしている。これ東京以外のところで、もうすでに実施されているところがあります。そういったところで、どんなしわ寄せ、弊害があるか? 2つ。ひとつは、医療従事者に対しての人件費削減。このコロナ禍においても医療従事者、疲弊しまくってますよね。第2波が来るっていうときにも、今、ここで人件費削減していくような方向にもってったら、これ大変なことになりますよ。当然ですよね。

逆ですよ。医療従事者に対して処遇を改善していきながら、それだけじゃなく車の中で寝たりしないで済むような、例えばホテルを借り切るとかっていうような形でしっかり休めて、でその対処している内容によっては隔離もできるような状況を、都がバックアップしていくしかないんです。そこに対して人件費削減なんてこれ鬼ですよ、鬼。そしてもうひとつ、しわ寄せはどこに行くか? 利用料。利用料にはね返ってくる。それはそうですよね、収益を上げなきゃいけないわけだから、人件費の削減ともうひとつは利用料の高騰。例えば入院した時、ベッド代が高い。高いホテルと変わらないねっていうような話にされちゃっていっている。これは止めなきゃなんない。この都立病院どうしてスリム化したいのか? 東京都には14、14の都立病院があって、8つの都立病院と6つの公社病院。この中には当然コロナの対応してくださってる病院もありますよ。これ1年間にどれくらいの予算を使ってるかっつったら400億円、400億円。高いと感じますか? でも東京都の1年間の予算の中から見ると、これたった0.5%なんです。400億円は0.5%に過ぎない。逆に言えばこれ、東京都として東京都民に医療に責任を持ちますというやり方なんですよ。これは続けなきゃなんない。絶対に独法化しちゃいけない。私はそう思ってます。やらせてください、そのようなことで。(拍手)

亀有駅前お邪魔しております。都知事候補の山本太郎です。山本太郎が都知事になったら何をやるか? 総額15兆円のプラン。上限です。蓋を開けてみたら7兆円で済むかもしれない。10兆円かもしれない。でも最大は15兆円までは資金調達をして、皆さんの底上げを徹底的にやっていきますよ、というお話です。で他にやらなきゃいけないことがある。第2波が近づいてくる前に。何か? これは検査体制の拡充をしていかなきゃダメなんですよ。今、東京都で1日にどれくらい検査されてるかってもう皆さんご存じですよね? 1800くらいなんですね。これで実態わかりますか? はっきり言ってわからないですよ。「夜の街クラスターでございます」みたいなこと言われたって、え、本当ですか? それ。夜の街だけ? みたいな。昼の街は? みたいな。いや満員電車はどうなんですか?って話なんですよ。それはそうですよね。家庭内は? みたいな話になってきますよ。だから1カ所に光を当てようとしたら、それは当然、その中からも出てくるでしょうと。だからまんべんなく光を当てる必要がある。要は実態を知らなきゃいけない。実態を知った上で手当てをする。逆に言えば実態をわからない上で手当てなんてできないってことなんです。

じゃあ実態をわかるためには何をしたらいいか? 当然検査なんですよ。その検査数1800程度のものを100倍以上に上げていく必要があると私は思っています。どれくらいの数になるか? これ1日の最大能力を20万件くらい対応できるような形にしていきたい。そういうの可能なのか?って。だって時間が短縮されるようなもの、どんどん出てきてますよ。全自動のPCRの検査機。他にも抗原検査だったら簡易キット。こういうものは簡易キットにおいてはこれ医療の資格要らないですよね、扱うのに。そう考えるならば私はとにかく第2波が来る前にその体制を整えて、無症状でいる人たちをどれくらいいるのかってことを把握しながら、人によっては隔離。この場合にはおそらく収入が途絶えたりしますから、それは都から補償しなきゃいけない、生活を。家族もいるでしょうからね。いない人にもいる人にもそのような形をしていくってことを徹底的にやらなきゃ、これ経済とそして命を両方守れないんですよ。これ「両輪」なんです。よくテレビであったのは「命か経済か」みたいな、こんな馬鹿な何か話し合いみたいなことしてるような番組もありますけどとんでもない。どっちかの話じゃないよこれ。両方なんだってことです。安全な状態で経済を回していくためには徹底した検査によって、それを状態をわからなきゃいけない。当然のことです。それをやらせていただきたい。おそらくこれ予算にすれば、1日20万件の最大能力をおそらく準備していくためには2400から2600億円くらいのお金は最低でも必要になるだろうと、そう思います。単純計算でいくと最大能力20万件、1400万の東京都民が70日間で検査がしていける。これは実際に運用していけば、そのように回らないかもしれないけれども、単純に計算してもこれくらいの話になるってことですね。とにかく実態をつかむ。そのためには徹底した検査ができるような体制を作らなければならない。そのための人員の投入、予算の配分は行わなければなりません。

時間的にそろそろですね。でもまだ話さなきゃいけないことあるんですよ。何か? あと2つ話そうかな。第2波がやって来た時にやるべきこと。先ほどゲストスピーカーの方。フリーランス。もうとにかく生活もう完全に行き詰まっちゃった、詰まっちゃった。で国の持続化給付金、これ受けられるかと思ったらやっぱりそれ無理だった。もう本当に生きてちゃダメみたいな思いになりますよ、それ。まず第2波、このような状況が訪れる時には、中小零細、個人事業主そしてフリーランス、こういった方々に対してまずは目の前のキャッシュを支給していきます。「まずはサッサと100万円」です。自転車操業されている方々にとって、すぐにキャッシュが要る状況をすぐにアシストしていく。東京都内には41万9000の事業、事業をやられている方々がいると。そこに対して、登録は簡単、審査は後回し。とにかくすぐに100万円届けるということをやりたい。

これに対してどれくらいの予算かかるか。先ほどの数、41万9000人×100万円ですから4200億くらい。これは一度きりっていう話にはならない。複数回できるはずです。状況を見ながらもう1回。状況を見ながらもう1回。だって総額で15兆円ですから。まず、倒さない、失業させない、飢えさせない。これをやるためにはこれくらいのことをやらなきゃいけない、そう思ってます。

国がやらないんだから東京都でやるしかないじゃないですか。地獄みたいな東京を生み出すわけにはいかない。東京が沈めば日本中に影響がある。日本を守るイコール東京を守ることなんですよね。東京を守るイコール日本を守ることにも繋がる。まずはとっとと金を出す。当然ですよ。「申し込んだのにさ、1カ月経っても連絡がないんですよね」とか、「1カ月半待ってるんです」ってよく聞きますよ。おそらくこれ粘ってん違うかって話なんですね。倒れるのを待ってるやろって。最終的に支給する数少なくしようとしてないかっていう、うがったものの見方をしちゃうのは私だけですかね。とにかくサッサと出す、審査は後、悪いことしたらバレる、そういう話です。これをやらせていただきたい。

時間の都合上、おそらくこれがラストの話になるかもしれません。山本太郎が都知事になったらやらなければならないこと、やらせていただきたいこと、それは何か? 「ステイホーム」、第2弾。おそらく、またそういう状況になるでしょう。いわゆる緩めのロックダウン。「ステイホーム」と言われて「ステイホーム」し続けられる人もいるが、それができない人もいる。その中でも、社会が動きを止めたかのように見えるけれども、社会が最低限動いていないと、皆んなが生きていけないっていう話ですね。例えば介護。例えば保育。他にも医療従事者。医者だけに限らず、例えば看護師、准看護師、助産師さん。他にもいっぱいいますよね。スーパーの店員さん、コンビニの店員さん、他に道路貨物輸送、宅急便の方々とか。そういう方々がいるから、「ステイホーム」しながら注文しても物が届くっていうシステムなんですよ。でもこの方々、確実にリスクは「ステイホーム」しているよりも上がります。この方々に対して危険手当を出したいんですね。

この危険手当、どれくらい出すかです。タクシーの運転手さんもそうですよ。バスの運転手さんもそうですからね。どれくらい出すかなんですけれども、その方の給料とは別に1日当たり2万4000円出したいんです。2万4000円。それ高過ぎるよ、山本さんっていう話になるかもしれない。その根拠何なの、2万4000円って。きりがいいわけ? なんか語呂がいいの? みたいなそういう話じゃないんですよ。これ自衛隊が海外に派遣されます。そのときに出る手当プラスその海外に派遣された自衛隊が駆け付け警護、要は、海外で修羅場になった場合、飛び込んでいかなきゃいけない状態のときにもらえる、そういう手当。足したら2万4000円。目に見えない弾丸、そういうものが飛び交う中でお仕事をされなきゃいけないんですよね。

そこまで、でも、する必要あるのかなと思われる方、この話聞いてください。イギリスの国家統計局というところの調べによると、10万人あたりの男性、その方々のコロナウイルス感染による死亡率、出されたんですね。平均で何人くらいの方が亡くなる。10万人男性で平均が9.9人。この平均を上回る死亡率を叩き出す、そういった職業があるっていうことも発表された。何か? 小売り、スーパーの店員さんとか、平均の死亡率の2倍。他にもその平均の3.2倍、介護職。平均の3.7倍、タクシーの運転手。

できれば皆んなが「ステイホーム」しておきたい。けれども、そういう方々が働いてくれないことには、多くの方々が困ることになる。だとするならば、その方々に対して危険手当、出るの当たり前ですよね。本当だったら、国がやらなきゃいけないこと。でもやらないから東京都としてやらせていただきます。よろしいですか? やらしていただきたいんです。すいません。こういったことをやっていかなきゃ、第2波なんて乗り越えられるはずないよ。もうやらなきゃいけないことは、はっきりしてる。もう皆んな頑張り過ぎ。本当に頑張らなきゃいけないのは政治の役割です。どう思います? 今、国政、国の政治においても、東京都の政治においても、圧倒的に足りないもの同じなんです。何か? この国に生きる人々、そしてこの東京都に生きる人々を慮(おもんばか)る気持ち、愛ですよ。そして、この国に生きる人々、東京都に生きる人々への大胆な投資。この愛と金が圧倒的に足りてないのが今の政治。だから、これを変えたいんですよ。その先頭に立ちたいんです。東京からやらせてください、山本太郎に。

(拍手)

ありがとうございます。

皆さんの中で、「じゃあ、山本に1票入れてやろうかな?」って思ってくださったお優しい方いらっしゃったら、非常にありがたいです。何よりも光栄です。感激です。でもね、その1票では勝てないんですよ。むちゃくちゃ高い山なんです。あの山。あの山とは百合子山です。あの百合子山を越えなければ、都知事にはなれないんです。じゃあ、この百合子山を越えるためにどんな方法があるか?ということなんですけれども。もし1票いただけるという方がいらっしゃるんであるならば、横に拡げていただきたいんです。1票を2票に、2票を3票に。あなたのご家族、お友達、ご親戚、そういう方に横に拡げていただきたいんです。

今、新聞報道では、小池さん独走。あとは無理なんじゃないの?みたいな空気を作り出そうとしている。でも、とんでもないですよ。何でか? 3割以上ですね、3割くらいか3割以上、まだ投票、行き先決まってないんですよ。3割で考えるとどれくらいの有権者数かっつったら、約345万人ですよ。345万人、このうち多くが流れてくれば、これ一気に逆転。百合子山越えできるんですよ。ワンチャンありです。ワンチャンあり。懸けて欲しいんですよ。あなたが拡げてくれるかどうかで、知事になれるか、なれないかが決まる。このまま選挙戦が終わっていくなんて、あり得ないです。ほんの数日で変わっていく。あなたが拡げるか、拡げないかで。お時間作っていただいて、少しの時間を作っていただいて、周りの方々に伝えていただきたい。世の中は変えられるんですよ。だって、その投票に行かない人たちが投票に行くことによって、世の中変えられるんです。それをわかってんのは誰かっつったら、自民党のバックボーン、経団連ですよ。大企業は常に、雨が降っても槍が降っても選挙に行く。そして自分の子飼いの議員たちを、国会のみならずいろんな議会の内側に送り込む。それが半分以上になれば、どんなルールだって変えられるし、どんなルールだって作れる。それによって自分たちに利益をどんどん、どんどん流し込むことができるんですよ。だから、速かったでしょう? 皆さんに対して給付をすると言いながら、その前にお金の流れ、もうできてるじゃないですか。電通、パソナみたいな。ねえ。

逆に言ったら皆さんへの給付はおまけなんですよ。どこにいくら流せるかってことが確定してから決まっていくって話ですよ。はっきり言っちゃうと。でもそれはね、そのやってることは別ですけれども、その投票を、投票していきながらコントロールしていくっていうのはこれ、ルールとしては違法じゃないですよ。自分たちに光を当てるために、自分たちの代弁者を多く送り込めば、当然、光は当たる。そういうことで頭のいい人たちは、この世の中をコントロールしてきた。一方でそういうコントロールがなされていく中で、何か起こったか?ってことです。

何が起こったかと言えば、これ皆さんに対しては消費税みたいなものがどんどん上げられていく一方で、企業に対しては法人税、むちゃくちゃ下がっていく。この穴埋めを消費税でされたりとか、長時間労働、低賃金みたいなことの労働法制のぶっ壊しみたいなこともやられたわけですよね。派遣法の改悪、製造業まで一気に拡げたり、そっから改悪が続いたり、そればかりか外国からの労働者、賃金の押し下げが始まるような状況を、経団連のお願いでどんどん進めたりする。むちゃくちゃ頭いいですよ、あの人たち。自分たちの利益を最大化するために、政治をコントロールするのが一番早いと分かってる。投票、これむちゃくちゃ重要なんですよ。政治のコントロール権を皆さんの元に取り戻しましょうよ。3割、345万人の行き先は決まってない。まず東京から皆さんの政治を始めるために、私に先頭に立たして欲しい。力貸してもらえませんか? 

東京都知事候補、山本太郎です。山本太郎の後押しできます。今、山本が持っているもの、チラシです。このチラシは選挙活動ではなく、政治活動としてお渡しできるチラシ。もしもあなたのお家の近所で、ポスティングということも可能になります。もしくはあなたのお住まいの近所の駅でチラシを配ることもできます。ただしこれにはルールがあります。投票依頼ができない。このチラシを渡す時に「山本太郎に一票お願いします」って言うとアウトになります。そういう使い方ではなく「こんばんは~」って言いながら渡すとか、言葉は何か分かりません。ごめんなさい。でも投票依頼ができないというシステムになっております。ぜひ帰り際に机のほうにありますので、こちらに。帰り際、もしもポスティングしてくださる、そういう方がいらっしゃったり、配ってあげるよって方いらっしゃったらお持ち帰りください。お土産として。

そしてですね、今、私が手に持っているものは何か? 山本太郎の政策のみならずいろんな情報が書かれております、山本太郎のWEBサイト。そこにこのようなバナーがあります。山本太郎、はっきり言ったら「放送禁止物体」、そういう存在です。経団連がどうした、竹中平蔵がロクでもない、そんなことを言う人間はなかなかテレビに映してもらえません。なので、お金を使わず多くの人たちに、今まで山本太郎を知らなかった人たちにリーチするために、このようなTwitterを使った、皆さんに一言つぶやいていただく毎にトレンドに上がっていくということをやっていく。お金がかからない応援です。ぜひTwitterでつぶやいていただく。まずは山本太郎WEBサイトを見ていただければ、その内容が分かります。

すいません。長々と亀有駅前でしゃべりましたけれども、私、絶望してないんです。だって変えられるから。その鍵を握ってるのは皆さんなんですよ。この国の権力者は、総理大臣でも都知事でも大企業の社長でもなんでもない。あなたなんですよ。力がないと思わされてるだけ。生きてていいのかな? 自分には価値がない。そう思わされてるだけ。とんでもない。あなたが生きてるだけでも価値があるという世の中を作るのが政治の役割。それをコントロールしていくためには、この選挙、むちゃくちゃ重要です。東京を変えて、日本を変えていく。それができるのがこの首都東京のポテンシャル。揺らしていきましょうよ、永田町を、東京から。力貸していただきたいんです。力貸してください。山本太郎に都知事をさせていただきたい。あなたから横に拡げることによって、その可能性は膨らみます。ぜひお力を貸してください。れいわ新選組公認で東京都知事に立候補。山本太郎、山本太郎です。都知事にしてください。ありがとうございました。


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